令和7年10月31日
| 令和7年1月、国際標準化機構(ISO)において、港湾分野では初めてとなる委員会(ISO/TC 8/SC 27「港湾及びターミナル」)が設置され、10月21日から23日にかけて開催された第1回総会に国土交通省も出席しました。 |
令和7年1月、ISO
注1において、港湾分野では初めてとなる委員会(ISO/TC 8/SC 27
注2「港湾及びターミナル」)が
設置されました。このSC27においては、港湾及びターミナルの計画、設計、運用等に関する国際標準化が議論されます。
この度、10月21日から23日にかけて第1回総会が中国・上海にて開催され、国土交通省からは国土技術政策総合研究所の
中本港湾・沿岸海洋研究部長が日本代表団の一員として出席しました。
国内においては、公益社団法人日本港湾協会(PHAJ)が、SC 27に対応した国内審議団体として日本産業標準調査会(JISC)
からの承認を受けて活動しています。また、PHAJにおいて、有識者及び関係機関等から構成される国内委員会が設置され、
SC27における日本の対処方針の審議等、港湾及びターミナルの国際標準化についての議論がなされています。
国土交通省においても、引き続き、港湾分野の国際標準化に関する検討に貢献してまいります。
注1)国際標準化機構(ISO)の概要
国際電気標準会議(IEC)、国際電気通信連合(ITU)と並ぶ国際標準化機関。電気・電子技術、通信技術の2分野を除く幅広い
分野における国際規格を作成。加盟国は172か国(2024年12月現在)。日本からは唯一の会員として、日本産業標準調査会(JISC)
が参加。JISCがその事務を委託する国内組織を国内審議団体といい、国内審議団体は規格開発に関する国内意見の集約やISOでの
会議への参加等を担う。
注2)ISO/TC 8/SC 27の概要
委員会名はPorts and terminals(港湾及びターミナル)。ISO/TC 8(Ships and marine technology; 船舶及び海洋技術)の下に設置
された港湾分野では初めてとなる分科委員会。日本は、票決事項への投票義務を持つPメンバー(Participating membership)として
参加。
■ISO/TC 8/SC 27の国内審議団体に関する情報は、公益社団法人日本港湾協会(PHAJ)のウェブページにも掲載しています。
(
https://www.phaj.or.jp/)