平成26年4月1日
海岸保全施設については、戦後、伊勢湾台風(昭和34 年)等による大規模な高潮被害等を契機として整備された施設が多く、築後50 年を経過した施設(築後年数不明も含む)が2010 年では約4割であるが、2030 年には約7割に達すると見込まれ、老朽化した施設が急増しています。このため、海岸保全施設の適切な維持管理の推進に係る検討が必要となっております。
上記を踏まえ、農林水産省及び国土交通省は、平成25 年8月より学識経験者等からなる「海岸保全施設維持管理マニュアル改訂調査委員会」を設置し、点検方法の改善や長寿命化計画の策定に係る検討を行い、「ライフサイクルマネジメントのための海岸保全施設維持管理マニュアル」(平成20 年2月、農林水産省・国土交通省)を改訂し、「海岸保全施設維持管理マニュアル~堤防・護岸・胸壁の点検・評価及び長寿命化計画の立案~」としてとりまとめました。
本マニュアルは、海岸保全施設において、予防保全型の効率的・効果的な維持管理を推進するため、巡視(パトロール)を含む点検及び評価の標準的な要領を示すとともに、長寿命化計画の立案や対策工法、点検データ等の記録・保存について示し、海岸管理者による適切な維持管理に資することを目的としています。
本マニュアルが、海岸保全施設の維持管理の参考として活用され、一層適切な維持管理が推進されることを期待します。
※維持管理マニュアルの詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。
海岸保全施設維持管理マニュアル改訂調査委員会
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