令和元年10月23日
津波・高潮等に対する防災・減災に関して顕著な功績を挙げた国内外の個人又は団体を表彰する「濱口梧陵国際賞」(国土交通大臣賞)について、2019年の受賞者が決定されました。授賞式及び記念講演会は10月29日に行われます。 |
濱口梧陵国際賞は、我が国の津波防災の日である11月5日が、2015年の国連総会において「世界津波の日」として制定されたことを受け、沿岸防災技術に係る国内外で啓発及び普及促進を図るべく、国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会によって2016年に創設された国際的な賞です。
今般、2019年の受賞者が次の2名に決定され、授賞式及び記念講演会が下記の通り開催されますのでお知らせします。
<濱口梧陵について>
現在の和歌山県広川町で生誕。安政元年(1854年)突如大地震が発生、大津波が一帯を襲いました。このとき、梧陵は稲むら(稲束を積み重ねたもの)に火を放ち、この火を目印に村人を誘導、安全な場所に避難させました。その後も、被災者用の小屋の建設、防波堤の築造等の復興にも取り組み、後の津波による被害を最小限に抑えたと言われています。
記
(1)日 時 令和元年10月29日(火) 16時00分~(授賞式)
16時45分~(記念講演会)
(2)場 所 海運クラブ(東京都千代田区平河町2丁目6-4 海運ビル)
(3)受賞者 2名
○柴山 知也 早稲田大学教授/横浜国立大学名誉教授
・40年以上にわたって津波、高潮、高波による沿岸域の被災機構を解明する研究を現地調査、数値予測、水理実験などの手法を用いて実施。
2010年チリ津波、2011年東北地方太平洋沖地震津波などで、調査隊長を歴任。
○Ahmet Cevdet Yalciner 教授 中東工科大学(トルコ)
・数十に及ぶ国際科学プロジェクトを通じて、津波の数値解析、津波への認識の向上、津波対策などにおいて多大な貢献。
2004年以降、ユネスコにおける多くの津波事後調査チームを率いた。
※上記の時間は変更となることがあります。
※当日は、撮影が可能です。撮影を希望される報道関係者は別紙4「申込用紙」に必要な事項を記入のうえ、10月25日(金)12時までにFAXでお申し込みください。
当日は15時50分までに会場にて受付をお願いします。
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