令和7年12月23日
農林水産省及び国土交通省は、水門・陸閘等の操作・退避ルールの現場操作員への確実な浸透に向け、「津波・高潮対策における水門・陸閘等の現場操作ハンドブック」を公表します。
また、併せて、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期での水門等の遠隔操作・監視に係る技術的成果等を踏まえ、「津波・高潮対策における水門・陸閘等管理システムガイドライン」を補訂します。 |
○ 農林水産省及び国土交通省では、東日本大震災において、水門・陸閘等の操作に従事した多くの方が犠牲となったこと等を踏まえ、
水門・陸閘等を安全かつ迅速・確実に閉鎖するための設備や体制・運用に対する基本的な考え方を示す
「津波・高潮対策における水門・陸閘等管理システムガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)を作成・公表し、
操作従事者の安全の確保を最優先とした上で、水門等の操作を確実に実施できる管理体制の構築を推進してきました。
○ このたび、有識者や海岸管理者より、閉鎖業務に従事する現場操作員に対して操作・退避ルールの一層の普及・啓発を図るため、
現場操作の運用面に特化した啓発材料が必要であるとの要請があり、これを受け、ガイドラインを基に、
現場操作員が最低限把握するべき項目のチェックリスト及び現場操作に関する基本的事項を整理した
「津波・高潮対策における水門・陸閘等の現場操作ハンドブック」(以下「ハンドブック」という。)を作成し、公表しました。(概要は別紙1参照)
○ また、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期での水門等の遠隔操作・監視に係る技術的成果や、
南海トラフ地震臨時情報及び北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表された場合の対応を操作規則に定めること及び
その対応例等をガイドラインに盛り込みました。(概要は別紙2参照)
○ 今後、ハンドブック及び補訂したガイドラインの内容を全国の海岸管理者及び関係者に対して周知・説明し、
水門・陸閘等の安全かつ適切な管理の充実・強化を図っていきます。
※ハンドブック及びガイドラインの本文については、以下のURLよりご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr7_000122.html