報道・広報

市民による第5回「身近な水環境の全国一斉調査」の実施について
~身近な川や湖で、水の汚れを調べよう~

平成20年5月14日

○ 平成16 年より、市民と国土交通省が協働して「身近な水環境の全国一斉調査」を行っています。この調査を継続して行うことにより、水環境を経年的に把握するとともに、市民の水環境に関する理解と関心、流域の連携などを深めることが期待されます。
 
○ 市民の皆様のご協力により、調査地点は全国に広がっています。昨年の調査結果では、全調査地点の37%で、COD値3mg/L未満のサケやアユが生息できるようなきれいな水質であることが分かりました。調査結果は、ホームページでご覧いただけます。 http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/research/index.html
 
○ 平成20 年は、6月8日(日)を一斉調査日として、第5回全国一斉調査を実施しますので、お知らせします。今年は、最上川や多摩川など、過去最多の約7,400地点において、約670の市民団体等の方々に参加いただく予定です。調査の結果についても、別途公開します。

1.身近な水環境の全国一斉調査とは

 河川をはじめとする身近な水環境に対する市民の意識の高まりを受け、全国各地で、数多くの市民団体等により水質調査が行われています。このような調査を全国統一の手法で同一日に実施し、その結果を分かりやすいマップにまとめることで、水環境を経年的に把握するとともに、身近な水環境に関する市民の理解と関心が深まることが期待されます。
 このため、全国各地で水質調査を行ってきた主な市民団体の代表者が集まって設立した「全国水環境マップ実行委員会」が統一的なマニュアルを作成しました。これに基づき、平成16 年6月6日(日)を中心に、市民団体と国土交通省が協働して第1回目の「身近な水環境の全国一斉調査」を行いました。これ以降毎年6月に一斉調査日を設け、全国の河川や水辺等身近な水環境の水質調査を実施しています。

2.第5回調査の実施について

 市民の皆様のご協力により、調査地点は全国に広がっています。平成19年の第4回調査では、47 都道府県において約8,200 人の市民の方々に参加いただき、第2回・第3回調査とほぼ同じ規模の調査となりました。また、調査地点数が過去3回と比較すると最大の5,473 地点となりました。
 
 

参加団体数
(個人を含む)

調査地点数

参加人数
(概算)

第1回調査

531 2,545

4,000 人

第2回調査

1,000

5,018

8,400 人

第3回調査

944

4,923

8,500 人

第4回調査

917

5,473

8,200 人

 
 平成19年調査の結果からは、全調査地点のうち、37%の地点がCOD値3 mg/L 未満のサケやアユが生息できるようなきれいな水質であることが分かりました。平成16年以降の調査結果は、分かりやすいマップとして国土交通省河川局のホームページ等でご覧いただけます。また、この調査をきっかけとして、全国各地でインターネット技術を活用した流域水質マップの公開等独自の取り組みが始まっています。
 平成20 年は、第5回「身近な水環境の全国一斉調査」を以下の日程で実施予定です。3月までで申込は締め切りました。申込結果から推定すると、今年は、最上川や多摩川など、過去最多の約7,400 地点において、約670 の市民団体等の方々に参加いただく予定です。主な実施河川・実施団体は別添のとおりです。
 
・ 調査実施日:平成20 年6月8日(日)
・ 調査方法:参加団体が身近な水辺を調査地点に選び、無料で配布する調査マニュアル、調査器材に基づいて実施。
・ 調査項目:気温、水温、COD等
 

3.今後について

 平成20年の調査結果は、とりまとめ後に別途公開します。この調査を今後とも継続することにより、水環境を経年的に把握し、市民の水環境に関する理解と関心、流域の連携等をさらに深めていきたいと考えています。
 
・身近な水環境の全国一斉調査連絡事務局ホームページ(http://www.japan-mizumap.org/
・国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/research/index.html

お問い合わせ先

国土交通省河川局 河川環境課課長補佐 井田 泰蔵
TEL:(03)5253-8111 (内線35452)
国土交通省河川局河川環境課流域水環境係長 増田 大美
TEL:(03)5253-8111 (内線35483)

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