平成23年5月26日
我が国は、急峻な山地や谷地、崖地が多く、地震や火山活動も活発である等の国土条件に加え、台風や豪雨に見舞われやすい気象条件であるため、土砂災害が発生しやすい環境にあり、平均で毎年約1,000件の土砂災害が発生しています。
平成22年は、6月に発生した梅雨前線に伴う豪雨や10月に奄美地方を襲った豪雨などにより、全国各地で1,128件の土砂災害が発生し、11名の尊い人命が失われました。
さらに、今般の東日本大震災では、人的被害を伴う土砂災害が広域にわたり多数発生し、今後の出水期における二次災害を防止するため、危険箇所の応急対策及び警戒避難体制の充実が急務となっています。
国土交通省と各都道府県では、昭和58年から毎年6月を「土砂災害防止月間」として、土砂災害の防止と被害の軽減を図るための各種活動を全国で実施しています。
平成23年度は、土砂災害防止意識の普及、警戒避難体制の整備等を推進するため、以下の取り組みを実施します。
(1)土砂災害防止功労者の表彰
(2)小・中学生を対象とした土砂災害防止に関する絵画・作文の募集
(3)がけ崩れ防災週間の実施
(4)第6回「土砂災害・全国統一防災訓練」の実施
(5)土砂災害警戒区域等、土砂災害危険箇所及び避難場所・避難路等の周知・点検の実施
(6)災害時要援護者の把握及び説明会等の開催
(7)砂防設備等の点検及び砂防指定地等の周知・点検の実施
(8)教育関係者、小・中学生等を対象とした講習会・見学会等の開催
(9)土砂災害に関する広報活動の実施
※(1),(4)の詳細については、別途記者発表いたします。
土砂災害防止月間について(PDF形式:162KB)
(資料1)実施概要(PDF形式:127KB)
(資料2)土砂災害防止月間ポスター(PDF形式:427KB)
(資料3)都道府県問い合わせ先一覧(PDF形式:93KB)
(参考)H22月間実施状況(PDF形式:313KB)
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