平成23年6月10日
津波は海底地形が浅くなるにつれ、津波の高さが高くなることが一般的に知られています。津波は水深の変化に応じてその高さを変え、特に水深が浅い海域での変形が大きいと言われています。
スマトラ島沖地震では地震後、海岸線が150m 以上侵食されたと言われており、今後の侵食対策を検討する上で、海底地形を詳細に把握することは重要です。
東北地方太平洋沖地震に伴う津波では、砂浜が縮小・消失するなど、海岸・沿岸地形も大きく変化している可能性が高いため、今後の侵食対策の検討や津波高を算定するシミュレーションのための海底地形データの作成、海図の補正等に活用するため、航空レーザー測量による被災後の広範囲な海底地形測量を海上保安庁及び国土交通省河川局が、連携して行うことになりましたのでお知らせします。
◆測量範囲:仙台湾及び宮古湾(別紙-1)
◆測量実施日:平成23 年6 月11 日~21 日
なお、天候等により実施日が変更となる場合があります。
◆使用航空機:第七管区海上保安本部福岡航空基地所属 MA870
◆実施内容
・海上保安庁:航空レーザー測量、データ解析
・国土交通省河川局:透明度調査、潮位観測
【記者発表】海上保安庁・国土交通省河川局連携による海底地形測量の実施について(PDF形式:1023KB)
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