平成27年12月15日
この度、国土交通省道路局では、中華人民共和国交通運輸部公路局と共に、北京において、「第30回日中道路交流会議」を開催致しました。本会議は1984年に両国にて開催を合意して以降ほぼ毎年開催してきたものであり、日中間の道路に関する技術交流を目的としているものです。
〇会議概要
第30回会議では、双方の関心事である首都圏における道路整備や道路トンネル技術のほか、中国における「一帯一路」構想や日本における道路インフラの老朽化対策について意見交換を行いました。
〇中国側発表
中国側からは、北京市、天津市、河北省から成る京津冀(けいしんき)における複数の輸送方式からなる総合的な交通輸送システムを構築する京津冀交通一体化の現状と今後の展望、2000年以降急速に建設が進んだ道路トンネルのプロジェクト例、建設技術及び今後の展望のほか、通関手続き、ソフトインフラの整備も視野に入れた「一帯一路」構想について発表がありました。
〇日本側発表
日本からは首都圏の高速道路整備と賢く使う取組、維持管理・運営技術を含めた日本における道路トンネル技術のほか、道路インフラの老朽化対策について発表を行いました。
会議の結果、両国の間では首都圏における道路整備や道路構造物の老朽化対策など共通の課題を多く有することから、今後も引き続き、本会議を継続・充実していくことを確認するとともに、両国の民間企業間においてもさらに連携していけることを確認しました。会議で得られた知見を国内の道路行政に活用するとともに、今後とも日中両国の道路に関する技術交流を強化して参ります。
(1)日程:平成27年12月1日(火)8:30~17:00
(2)会場:交通運輸部会議室
(3)主催:国土交通省、中華人民共和国交通運輸部(共催)
(4)出席者(約30名)
[日本側] 国土交通省 道路局 次長 青木 由行
道路局 環境安全課長 菊地 春海
[中国側] 交通運輸部公路局 副巡視員 胡 濱
交通運輸部公路局工程管理処 処 長 周 栄峰
交通運輸部公路局養護保通処 処 長 王 松波
記者発表資料(PDF形式)
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。