報道・広報

官民ビッグデータによる災害通行実績データシステムの運用を開始
~ETC2.0と民間通行実績データを活用して災害対応を強化~

平成29年5月31日

 本日、国土交通省とITS Japanの間で、民間が保有する通行実績データ(7社)の災害時の提供について協定を締結しました。これにより、ETC2.0と民間データの双方を集約した「災害通行実績データシステム」の運用を開始し、災害対応の強化を図ってまいります。

 昨年4月に発生した熊本地震においては、ETC2.0の通行実績データとパトロールによる被災確認情報等を
用いて、「通れるマップ」を作成・関係機関で共有し、啓開や緊急物資輸送等の災害対応を実施したところです。
熊本地震以降、ETC2.0だけではなく、民間(乗用車、タクシー、トラック)が保有するデータも活用することに
よって、より高密度で高精度な通行実績データを実現するために、民間会社との調整やシステム改修を進めて
まいりました。

 本日、国土交通省とITS Japanとの間で、「災害時通行実績情報の提供に関する協定」を締結し、ETC2.0と
民間データの双方を集約した「災害通行実績データシステム」の運用を開始
することになりました。今後は、本シ
ステムを活用した災害対応の強化を図ってまいります。

[民間から提供される通行実績データの概要]
(1)提供主体: 特定非営利活動法人 ITS Japan
(2)協力会社: 本田技研工業(株)、パイオニア(株)、トヨタ自動車(株)、日産自動車(株)、
          富士通(株)、いすゞ自動車(株)、ボルボグループ(UDトラックス(株))
(3)対象とする災害
   ・震度6弱以上(全国)
   ・震度5強以上(東京都23区内)
   ・その他大規模災害により道路交通に障害が発生した、またはおそれがある場合
(4)対象エリア
   災害が発生している地域を含む約80km四方のエリア
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

 国土交通省 道路局 道路交通管理課  中川・伊藤
TEL:03-5253-8111 (内線37432・37465) 直通 03-5253-8484 FAX:03-5253-1617

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