令和2年8月20日

ETC2.0 システムを通じて収集したプローブデータを活用し、お盆期間中の主要観光地周辺等の自動車旅行速度を集計しましたので、結果について別紙のとおり公表します。 　主要観光地付近の平均旅行速度では、関東地方を中心に１９箇所で、緊急事態宣言下よりも旅行速度が低下し、昨年度のお盆期間と同等の旅行速度となっており、例年同様の混雑が発生していたと考えられます。一方で、４箇所の観光地付近では、緊急事態宣言下と同等の旅行速度で、昨年度のお盆期間よりも速い旅行速度となっており、混雑は例年より緩和していたと考えられます。 　都道府県別平均旅行速度では、多くの都道府県で前の週よりも旅行速度が上昇していましたが、一部の府県では、前の週よりも旅行速度が低下していました。

　【主な集計結果】
　１．主要観光地付近の平均旅行速度（対象４５箇所）

		緊急事態宣言下の旅行速度と比較して
		遅い	同等
昨年度のお盆期間の旅行速度と比較して	同等 （遅い）	１９箇所	７箇所
	速い	１５箇所	４箇所

※昼間12時間平均旅行速度で比較対象と3㎞/h以上変動している場合をカウント。

２．都道府県別平均旅行速度（全道路種別の平均）

		都道府県数	該当する都道府県
平日	お盆期間の速度が直前の期間と比較して速い	３７	下記以外
	お盆期間の速度が直前の期間と比較して同等又は遅い	３	山梨県、京都府、奈良県
休日	お盆期間の速度が直前の期間と比較して速い	３９	下記以外
	お盆期間の速度が直前の期間と比較して同等又は遅い	１	山梨県

※九州の７県は、豪雨災害発生以降、異常な速度の変化が見られ、路側機等に異常がある可能性が高いため、除外。

　【集計項目】
　・主要観光地付近の平均旅行速度※（休日週平均及び日別平均）
　・都道府県別平均旅行速度※（平・休別週平均、異常データがある九州を除く）
　※ 平均旅行速度：対象区間延長を走行に要した時間で割った平均速度

　＜参考＞ETC2.0 システムを通じて収集したプローブデータについて
　　　ETC2.0 車載器及びETC2.0 対応カーナビに記録された走行位置の履歴などの情報で、道路管理者が管理するＩＴＳスポットと無線通信を行うことによりETC2.0 車載器及びETC2.0 対応カーナビから収集される情報。本データを活用することで各地域の旅行速度を集計することが可能。