報道・広報

タイにおいて、地震後の点検等に関する技術協力ワークショップを開催
~地震発生後の道路橋の点検等について、日本の経験、やり方を紹介し、意見交換~

令和7年4月17日

 3月28 日にミャンマーで発生した地震に関連し、タイ政府の要望による支援派遣の第二弾として、地震発生後の道路橋の点検等について、タイ政府関係者と意見交換を行う技術協力ワークショップを開催しました。

〇4月3日より支援の第一弾として派遣した専門家の報告を踏まえ、4月10日に支援の
 第二弾として、タイ政府関係者との道路橋の点検等に関するワークショップを開催し
 ました。
〇ワークショップでは、チャクリー主席監察官から速やかな開催に対する感謝の言葉を
 いただき、日本側より日本の経験や方法を紹介し、意見交換を通じて両国関係者の理
 解を深めました。
〇概要は以下のとおりです。

《日タイ技術協力ワークショップ》
(1)開 催 日:令和7年4月10日(木)
(2)場 所:タイ バンコク 運輸省内会議室
(3)主な出席者:
  [日本側]国土交通省 道路局企画課      嶋田 国際室長
       外 務 省 在タイ日本大使館    大鷹 大使
                         梶原 公使
       国立研究開発法人 土木研究所    片岡 耐震研究監
       早稲田大学理工学部 社会環境工学科 佐藤 教授
       JICA     社会基盤部        眞田 次長兼運輸交通グループ長
                 タイ事務所       作道 所長
        首都高速道路株式会社 海外・社会インフラ事業部  湯田坂 担当部長   ほか 約20名
  [タイ側]運 輸 省              チャクリー 主席監察官
                            関係部局技術者等 約50名
(4)ワークショップの議事:
    地震後の点検や建設工事の安全対策について、我が国の技術や取組等の説明を行
   い、意見交換を実施しました。

  
  ワークショップの様子        ワークショップ後の集合写真



(5)ワークショップの概要:
1.開会挨拶
 〇大鷹タイ駐箚日本国大使、チャクリー主席監察官、嶋田国際室長より開会挨拶を行い
  ました。
 〇それぞれより、本ワークショップ開催に至る状況に触れつつ、開催に対する感謝と期
  待の旨が述べられました。

2.日本側の事例や取り組みの紹介
(1)地震後の点検など
 〇片岡土木研究所耐震研究監、湯田坂首都高株式会社部長より、地震後の道路橋の安全
  で信頼性の高い点検の手順、留意点などについて紹介しました。
 〇タイ側参加者より、優先的に点検を進めるルート設定、点検の体制やマニュアル、今
  後の協力の可能性などに関する質問や意見があり、議論が交わされました。

(2)建設工事の安全対策など
 〇嶋田室長、落合首都高株式会社課長、JICA専門家の佐藤早稲田大学教授より、工事事
  故発生後の迅速な対応、建設現場の安全対策(通常時・地震発生時)などについて紹
  介しました。
 〇タイ側参加者より、インフラの健全性の診断、安全対策や工事事故後の工事評価への
  影響、日本とタイの地震に対する考えの違いなどに関する質問や意見がなされ、議論
  が交わされました。

3. 閉会挨拶
 〇チャクリー主席監察官より、日本の経験や知見を共有してくれた非常に実りある時間
  であったことに感謝の言葉がありました。
 〇大鷹大使より、全体の議論を総括しつつ、この分野において日タイの協力をさらに深
  めていく素晴らしい機会であったことが述べられました。
 
   
               ワークショップの様子

 

添付資料

報道発表資料(PDF形式:327KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省道路局 企画課国際室 仲谷(内線: 37542 )、矢部(内線 37555) 
TEL:03 5253 8111  直通 03 5253 8906

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