報道・広報

G8ラクイラ・サミット
~国土交通省関連の主要事項について~

平成21年7月10日

G8ラクイラ・サミット首脳文書等における国土交通省関連の主要事項について、お知らせいたします。

1.G8ラクイラ・サミットについて

7月8日~10日、イタリア(議長国)・ラクイラにて開催。

(1)G8ラクイラ・サミットの主要テーマ
世界経済、政治問題、気候変動問題、開発・アフリカ 等

(2)当省からの出張者
当省からは、宿利国土交通審議官、田村大臣官房審議官(国際)が日本政府代表団に参加。

2.G8首脳会合等における国土交通省関連の主要事項

(1)G8ラクイラ・サミット首脳宣言等における国土交通省関連の主要事項は、以下のとおり。

[1]環境・気候変動
○ 国際民間航空機関(ICAO)、国際海事機関(IMO)及び国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の各プロセスを通じて、2013年以降の国際航空・国際海運分野からの排出削減に向けた合意を達成。【首脳宣言パラ72】
○ 気候変動に対する脆弱性・影響の評価及び適応措置の計画・実施に関する研究、キャパシティ・ビルディング等の支援を強化。【首脳宣言パラ76】
○ 気候変動による自然災害や異常気象の増加に対処するため、リスク管理、人々の意識向上・訓練、即応体制の改善等を推進。【首脳宣言パラ77】

[2]開発・アフリカ
○ 国際合意された水に関する目標の達成に向けて、気候変動への適応を推進するために水管理の改善を支援する取組、災害リスク低減を支援する取組を強化。【首脳宣言パラ116~118】
○ アジア太平洋地域については、総合水資源管理に特に重点を置いて気候変動への適応など地域の主要な課題について取組を推進。【首脳宣言パラ119】

[3]テロ対策
○ 交通システムに対する多様な攻撃に対処するための取組を強化。交通保安職員の人材育成の重要性を強調。【テロ対策に関するG8宣言パラ12】


(2)各国との首脳会談における国土交通省関連の主要事項は、以下のとおり。

 [1]日ブラジル首脳会談
(現地時間7月9日(木)18時45分から30分間)
○ ブラジル高速鉄道計画に関し、麻生総理より、我が国新幹線技術の優秀性を強調した上で、[1]これが採用されれば、技術移転等の支援を行う用意があること、[2]本件計画の実現のためには伯政府の支援が不可欠であること等の発言があった。これに対し、ルーラ大統領からは、日本の技術に対する高い評価と関心が示された。

(3)なお、サミットに先立つ7日(火)、宿利国土交通審議官とマッテオーリ伊運輸大臣との会談が行われ、来春イタリアで開催予定の「第2回交通分野における地球環境・エネルギーに関する大臣会合」(第1回は本年1月東京で開催)に向けた両国の協力を約束した。



[別添資料]
別添:G8ラクイラ・サミット関係文書(国土交通省関連部分抜粋)

以  上

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際交通政策室 大石、笈田
TEL:(03)5253-8111 (内線25751,25752) 直通 (03)5253-8312
国土交通省国際建設市場室 瀧澤、小柴
TEL:(03)5253-8111 (内線25203,25215) 直通 (03)5253-8314
国土交通省国際建設推進室 宮原、諸田
TEL:(03)5253-8111 (内線25806,25815) 直通 (03)5253-8315

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