平成21年11月9日
日EU運輸ハイレベル協議が以下のとおり、開催されましたので、お知らせします。本協議は、日本及び欧州連合(EU)の運輸当局間で相互理解及び協力関係の促進を図るため、次官級で意見交換を行うもので、1992年から開催しているものです。
今回の協議においては、高齢化問題や気候変動問題への対応など双方が直面する共通の課題に関し、将来を見据えてどのような交通施策を展開していくべきか等について幅広い意見交換を行い、公共交通機関の活用の重要性や低炭素・低公害社会実現に向けた協力関係の強化について確認しました。
また、交通分野の安全確保は最優先事項であるとの認識の下、航空、鉄道の各分野において、技術的な情報交換を積極的に行っていくことで意見が一致しました。特に、航空安全分野については、同協議に続いて欧州航空安全庁(EASA)を訪問し、民間航空機等の耐空性にかかる相互承認に向けての取組を促進していくことを確認するとともに、互いに有する情報の交換等を通じて、乗り入れ航空機の安全対策の強化に向けて連携を図っていくこととなりました。
なお、次回の日EUハイレベル協議は、来年に我が国で開催することされました。
記
1.日 程 : 平成21年11月4日(水)及び5日(木)
2.場 所 :欧州本部(ベルギーブラッセル)、欧州航空安全庁(独ケルン)
3.議題 :日EUの交通分野に関する協力及び連携の強化に向けて
4.出席者 :日本側 大口国土交通審議官 ほか
EU側 ルーテ欧州委員会運輸・エネルギー総局長
以上