報道・広報

第4回日本・マレーシア建設会議の結果概要について

平成23年9月27日

1.趣旨

 国土交通省は、去る9月12日、マレーシア公共事業省と共に、マレーシア・クアラルンプールにおいて「第4回日本・マレーシア建設会議」を開催した。昨年4月の両国首脳会談で発表された「日・マレーシア環境・エネルギー協力イニシアティブ」を受けて開催されたもので、今回は「「環境」都市・国家に向けて」をテーマに開催され、両国企業が環境に対する配慮のある技術や取組みの実績を披露した。セミナー後には、両国企業によるビジネスマッチングが行われた。両国より多数の関係者が出席し、活発な意見交換が行われた。第1回(約80名)、第2回(約100名)、第3回(約130名)を超える、約140名の参加があった。
 また、今回の会議に先立ち、マレーシア環境見本市「IGEM2011」(2011年9月7日~10日)が開催され、日本の建設企業も出展し数多くの来場者があった。

2.日時場所

日時 : 平成23年9月12日(月) 9:00~15:10
場所 : ホテル・インターコンチネンタル・クアラルンプール
            (マレーシア クアラルンプール市)

3.主な参加者

 (1)日本側
    国土交通省 大森雅夫 建設流通政策審議官
    国土交通省 中島正人 大臣官房参事官
    外務省 中村 滋 駐マレーシア日本国大使
    マレーシア駐在日系建設企業 等
 (2)マレーシア側
    公共事業省 ヨン・クン・セン副大臣
    建設産業開発庁 ジュディン・アブドゥル・カリムCEO
    マレーシア建設企業 等

4.会議概要

(1)挨拶(抜粋)
 ・東日本大震災に対するマレーシア政府及びマレーシア国民からのお見舞いやご支援に感謝している。我が国の建設企業はアジア各国において、その技術力を活かして様々なプロジェクトに貢献しており、マレーシアのインフラ整備にも、日本企業が貢献することを期待している。(大森建流審)
 ・日本は、環境分野において多くの先進的な技術・ノウハウを各企業が有しており、マレーシアの計画・事業の中で、マレーシア企業と協力して、こうした技術やノウハウを生かしていくことが有益であると考える。相互の理解が更に深まるととともに、今後のマレーシアの開発、事業においてその成果が発揮されることを期待している。(中村大使)
 ・経済成長を達成し社会を維持発展させるためには、建設分野における環境技術の普及促進はとても必要なことである。この建設会議を通じ、建設への環境技術の普及促進が進展し、両国で共有されることにより、さらに両国の社会が発展する良い機会がもたらされることを強く確信している。(公共事業省ヨン副大臣)


(2)講演
  両国企業による環境に配慮した建設技術の事例等が紹介されたほか、日本政府から東日本大震災復興に向けた取組み状況の報告がなされた。
 日 本 側 :「グリーンビルディング」に向けた大成建設の挑戦(大成建設)、都市型マイクログリッド構想とスマートビルの展開(清水建設)、人工海底山脈による大規模漁場開発調査結果(間組)、東日本大震災からの復旧状況について(日本政府)
 マレーシア側:「グリーン開発」(ケン・ホールディングス)、省エネビル「ダイヤモンドビル」(プトラジャヤ・プルダナ)

添付資料

日本マレーシア建設会議結果概要(PDF形式:487KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課国際交渉官 青木
TEL:(03)5253-8111 (内線25205)
国土交通省総合政策局国際政策課国際建設分析官 四反田
TEL:(03)5253-8111 (内線25215)

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る