下記のとおり国際交通大臣会議（ITF）第７回大臣会合が開催されましたので、結果をお知らせします。
今回のテーマは「変わりゆく世界における交通」で、人口動態の変化、経済活動の都市への集中、サプライチェーンの変化、気候変動、新技術の登場、デジタル化の進展といった変化の中における交通のあり方について、様々な角度から議論が行われました。我が国からは、桝野国土交通審議官が出席しました。

（１）５月２２日　大臣セッション
本会合では、加盟国大臣による政策宣言（大臣宣言）として、「変わりゆく世界における交通」を採択しました。この宣言では、人口動態と生活様式の変化への適応、経済バランスの変化の中で得られる価値の最大化、気候変動に対処した上でエネルギー需要にも対応すること、新技術の活用といった各国共通の政策課題について、加盟国大臣間で認識を共有しました。

（２）５月２２日　大臣ラウンドテーブル（海事・港湾分野）
本会合では、桝野国土交通審議官、成瀬国際港湾協会事務総長を含む１２人の参加者が、港湾の容量拡大、港湾間の競争、超大型船（メガシップ）の大きさに起因する安全上・保安上の問題への対処といった事項について、率直な意見交換を行いました。

※国際交通大臣会議（ITF：International Transport Forum）は、2007年に発足した国際枠組みです。2008年以降、交通政策に関する方向性を打ち出すことを目的として、毎年１回、加盟５４か国の交通担当大臣、交通関連企業のCEO級、学識経験者等が集まり、世界全体にとって戦略的に重要なテーマを取り上げて議論しています。


記

１．日　程　：　平成２６年５月２１日（水）～２３日（金）［現地時間］
２．場　所　：　ドイツ　ライプチヒ市
３．テーマ　：　変わりゆく世界における交通
４．当省からの出席者　：　桝野龍二国土交通審議官　他
５．我が国からのスピーカー：
日産自動車株式会社総合研究所 土井　三浩 所長（アライアンス グローバル ダイレクター）
国際港湾協会 成瀬　進 事務総長
６．会合の成果　：　大臣宣言「変わりゆく世界における交通」を採択

※　なお、会合全体の詳細については、ITFのホームページでご覧いただけます。
（http://2014.internationaltransportforum.org/）

第７回 国際交通大臣会議（ITF）の開催概要について（PDF形式）