令和6年7月2日
6月26 日(水)にASEAN 各国の交通分野の政府高官を招請して「日ASEAN 次官級交通政策会合」を長崎で開催し、日本とASEAN の交通分野における協力等についてハイレベルで議論しました。
議論の結果、本年11 月開催予定の「日ASEAN 交通大臣会合」において、新たに、灯台やブイなどの航路標識を設置・管理する人材の育成やSAF の普及・促進に係るプロジェクトの実施について承認を求めること等で合意しました。 |
国土交通省では、「日ASEAN 交通連携」
*1に基づき、我が国とASEAN 加盟国
*2との間の
交通分野における連携を更に強化するため、「日ASEAN 次官級交通政策会合」を
開催しています。今次会合では、本年11 月に開催予定の「第22 回日ASEAN 交通大臣会合」に向けて
新規協力案件等について議論しました。
*1 2003 年に創設された交通分野における我が国とASEAN の協力枠組み
*2 ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、
シンガポール、タイ及びベトナム
■合意事項
(1) 新規協力案件の大臣会合への提案
日ASEAN 交通連携の下でASEAN 地域における「質の高い交通」を更に推進するため、
我が国より以下の新規プロジェクトの実施を提案し、「第22 回日ASEAN 交通大臣会合」
で承認を求めることで合意しました。
・ASEAN 地域における航路標識要員の人材育成
・日ASEAN CORSIA 適格燃料認証ガイドブックの作成 -SAF 原料の多様化と認証-
(2) 協力案件の成果の大臣会合への報告
日ASEAN 交通連携の下で本年取りまとめが予定されている交通分野における以下
の成果物について、「第22 回日ASEAN 交通大臣会合」に報告し承認を求めることで合
意しました。
・交通運輸技術連携セミナー
・マラッカ・シンガポール海峡共同水路測量調査
・小型船舶への情報提供ガイドライン
(3) クアラルプール交通戦略計画の後継計画との連携
現在ASEAN 事務局において検討中のクアラルンプール交通戦略計画の後継計画と
日ASEAN 交通連携を連携させていくことで合意しました。
■その他
○我が国の経済協力開発機構(OECD)加盟60 周年を記念し、OECD 傘下の国際機関であ
る国際交通フォーラム(ITF)のキム事務局長による、交通を取り巻く世界情勢につ
いての講演等が行われました。
■開催概要
別紙参照
集合写真 日本側の様子