「第１回ＡＳＥＭ交通大臣会合」の開催概要について
平成21年10月21日
ASEM（アジア欧州会合）加盟国・機関の交通担当大臣等が一同に会してASEM域内における交通分野に関わる共通の課題や、アジアと欧州の間の交通の連結等について議論を行うため開催された「第1回ASEM交通大臣会合」の概要をお知らせします。
記
■日程
10月19日(月)～10月20日（火）[現地時間]
■場所
リトアニア共和国ビリニュス市
■参加者
ASEM加盟国・機関（＊）の交通担当大臣等及び国際交通フォーラム事務総長
我が国からは大口国土交通審議官、明石駐リトアニア日本国大使他が出席
結果概要
(1) 各国交通大臣等から、アジア・欧州交通体系に関して、競争力のある持続可能な交通・物流の構築に向けて優先すべき政策、例えば海洋と内陸の結節点の改善、越境輸送の円滑化、ボトルネックの特定、インフラ整備の促進等についてスピーチ及び議論が行われました。また、複合一貫輸送や航空交通に関して集中的な議論が行われました。
(2) 我が国からは、少子高齢化や地球環境などの課題を踏まえ、人と物のスムーズな移動が経済・社会の基礎であることを強調するとともに、特に、環境にやさしい交通機関である鉄道について、新幹線や都市鉄道の整備、駅舎のバリアフリー化に取り組んでいることなどを紹介しました。
(3) 本会合の結果として、ASEMの交通分野における将来の協力枠組みに関するビリニュス宣言が採択されました。
＊ASEM加盟国・機関一覧
アジア側（16か国・1機関）：ブルネイ、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオス、インド、モンゴル、パキスタン、 ASEAN事務局
欧州側（27か国・1機関）：ベルギー、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、スペイン、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、オーストリア、ポルトガル、フィンランド、スウェーデン、イギリス、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、チェコ、スロバキア、スロベニア、ハンガリー、キプロス、マルタ、ブルガリア、ルーマニア、欧州委員会
（下線は第1回ASEM交通大臣会合参加国・機関を示す。）
添付資料
「第１回ASEM交通大臣会合」の開催概要（PDF形式）
お問い合わせ先
- 国土交通省総合政策局国際業務室 瀬賀、松田
- TEL：(03)5253-8111 （内線25925、25924） 直通 (03)5253-8319
