平成21年12月11日
「第7回日ASEAN交通大臣会合」が下記の通り開催されましたので、その結果をお知らせします。
同会合では、我が国から辻元国土交通副大臣が出席し、各国代表とともに交通分野における環境及び情報統計等について議論を行うとともに、「日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画」及び「日ASEAN交通統計データベースガイドライン」等を承認しました。また、同会合の内容を総括した共同大臣声明(別紙1参照)を採択しました。
会合後には、各国代表による共同記者会見が行われました。
記
■日時 12月11日(金) 11:00~13:00(現地時間)
■場所 ベトナム社会主義共和国ハノイ市
■参加国・機関 ASEAN加盟10か国※
ASEAN事務局
日本
※ ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、
ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
■本会合での主な討議・合意事項
辻元国土交通副大臣及びベトナム社会主義共和国のホー・ギア・ズン(Ho Nghia Dung)交通運輸大臣を共同議長として、友好的な雰囲気の中で、以下の事項が審議され、取りまとめられました。
(1) 「日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画」(別紙2参照)を承認。本行動計画は、我が国とASEAN各国が、人材育成及びベストプラクティスの共有等を通じて、計画的かつ戦略的に交通分野における環境対策を実施するための枠組。今後、我が国とASEAN各国は、「ハノイ・イニシアティブ」の名のもとに、本行動計画に沿って連携・協調して環境対策を進めることにより、低炭素・低公害交通システムの実現を目指すことに合意。
(2) 我が国とASEAN各国が協力して交通統計データベースを構築するため、ASEAN各国が交通データを入力するための共通テンプレート等を整備することを目的とした「日ASEAN交通統計データベースガイドライン」(別紙3参照)を承認。
(3)「物流」、「安全・安心」、「環境」及び「共通基盤」の4つの政策的柱に沿って日ASEAN交通連携の各活動を実施するための今後1年間の計画である「日ASEAN交通連携ワークプラン(2009-2010)」を承認。
(4) 日ASEAN交通連携の下、日本のリードによりASEAN各国が日ASEAN環境行動計画に基づき行う具体的な取組みについて、今後ASEAN各国と議論・検討を行い、その結果を次回日ASEAN交通大臣会合に報告することを確認。
(5) 次回の「第8回日ASEAN交通大臣会合」は、2010年にブルネイで開催することを確認。
以上