平成22年11月12日
「第8回日ASEAN交通大臣会合」が下記の通り開催されましたので、その結果をお知らせします。
同会合では、我が国から小泉国土交通大臣政務官が出席し、各国代表とともに自動車基準・認証制度及び交通分野における環境対策について議論を行いました。同会合において「日ASEAN自動車基準・認証制度に関する協力プログラム」が採択され、「日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画の取組リスト」が報告されるとともに、その内容を総括した共同大臣声明(別紙1参照)が採択されました。また、本会合において、小泉国土交通大臣政務官より我が国のオープンスカイ政策について説明しました。
会合後には、各国代表による共同記者会見が行われました。
記
■日時:11月12日(金) 10:15~12:00(現地時間)
■場所:ブルネイ・ダルサラーム国・バンダルスリブガワン
■主参加国・機関:ASEAN加盟10か国※
ASEAN事務局
日本
※ ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
■本会合での主な討議・合意事項
小泉国土交通大臣政務官及びブルネイ・ダルサラーム国のアブドゥラ・バカール(Abdullah Bakar)通信大臣を共同議長として、友好的な雰囲気の中で、以下の事項が審議・承認・報告されました。
(1) 日ASEAN交通連携の各活動を実施するための今後1年間の計画を「物流」、「安心・安全」、「環境」及び「共通基盤」の4つの政策的柱に沿ってまとめた「日ASEAN交通連携ワークプラン(2010-2011)」の承認。
(2) 「日ASEAN自動車基準・認証制度に関する協力プログラム」(別紙2 参照)を承認。本プログラムは、ASEAN地域において、安全で環境に優しい自動車の普及を促進するため、自動車基準の国際調和及び認証の相互承認の実現に向け各種支援を行うもの。明年1月に東京で官民共同フォーラムを開催予定。
(3) 「日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画」に付属する「取組リスト」(別紙3参照)の承認について、第9回日ASEAN交通次官級会合から報告を受けた。同リストは、日本とASEANが協調・共働して、今後実施する具体的な対策とその方法を記載したもの。
(4) 各国交通大臣は、ASEAN各国との間で「オープンスカイ」政策を更に推進するという日本の意思を歓迎。
(5) 次回の「第9回日ASEAN交通大臣会合」は、2011年にカンボジアで開催することを確認。
「第8 回日ASEAN 交通大臣会合」の結果について(PDF形式:109KB)
別紙1_共同大臣声明(PDF形式:104KB)
別紙2_(日ASEAN自動車基準・認証制度に関する協力プログラム(概要))(PDF形式:122KB)
別紙3(日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画、取組リスト(概要))(PDF形式:179KB)