平成25年12月20日
「第11回日ASEAN交通大臣会合」の結果について
ラオスで開催された「第11回日ASEAN交通大臣会合」の結果をお知らせします。
同会合には、我が国から中原国土交通大臣政務官が出席しました。
同会合では、ASEANにおける「質の高い交通」の推進のため、今後10年間の日ASEAN交通連携行動計画等が決定されました。
また、同会合において、別紙のとおり、大臣共同声明が採択されました。
記
中原国土交通大臣政務官及びラオス、ソマード(Mr. SOMMAD Pholsena)公共事業運輸大臣を共同議長として、我が国が提案した以下の事項が承認されました。また、ASEAN側交通大臣から、我が国のこれまでの交通分野における協力に感謝の意が表明されました。
1. 新たな日ASEAN交通連携行動計画(パクセー・アクション・プラン)
新しい行動計画に基づき、今後10年、ASEANにおける「質の高い交通」の実現のため、(1)交通円滑化、(2)交通インフラ、(3)質の高い、持続的な交通、(4)人材育成の4つの政策分野で、23の日ASEAN協力プロジェクトを実施
本行動計画は、本年6月新潟市にて開催された第11回日ASEAN次官級交通政策会合で合意された、今後の交通連携の新たな方向性に関する議論の枠組み(「新潟プロセス」)の成果
2. 「質の高い交通」などの向上のための新たな3つのプロジェクトの推進
(1) 新航空セキュリティ向上プロジェクト
ASEANにおける航空保安に関する計画の策定、保安技術の向上について協力
(2) 道路技術に関する協力プロジェクト
ASEANにおける道路の整備・運営・維持管理技術の向上について協力
(3) 交通インフラ整備のためのPPP推進協力プロジェクト
交通分野におけるPPPの成功事例の共有、PPP制度に関する理解促進について協力
3. ASEANとの地域的な航空協定締結に向けた検討の開始
ASEANとの地域的な航空協定に向けた検討を開始
4. 「日ASEAN交通統計集」の発行
効果的な交通政策の立案と実施のため、日ASEAN双方の交通分野における統計情報を集めた「日ASEAN交通統計集」を発行
5. 「日ASEAN交通連携ワークプラン(2012-2013)」の推進
日ASEAN交通連携の各活動を実施するための今後1年間の計画。
日ASEAN特別首脳会議での成果の歓迎
日ASEAN特別首脳会議(12月14日、東京)において合意された、空と海での繋がりに関する協力、上空飛行の自由及び民間航空の安全を確保するための協力の強化等交通分野における成果を歓迎
本会合において、大臣共同声明が採択されました(仮訳は別紙のとおりです。)
※ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
「第11回日ASEAN交通大臣会合」の結果について(PDF形式)
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