報道・広報

「第12回日ASEAN次官級交通政策会合」の結果について

平成26年6月25日

国土交通省では、我が国とASEAN各国との交通分野における連携を促進するため、「第12回日ASEAN次官級交通政策会合」を開催しましたので、結果を以下のとおりお知らせいたします。

■日 時 平成26年6月25日(水)9:30~16:45
■場 所 三田共用会議所(東京都港区)
■参加者 日本側:中原国土交通大臣政務官、桝野国土交通審議官、稲葉国際統括官 他
       ASEAN側:ASEAN10か国※交通担当省次官及びASEAN事務局 他(別紙参照)
※ ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム

■合意事項
(1)日本、ASEAN地域的航空協定締結ワーキンググループ設置
日本とASEANにおける地域的な航空協定締結に向け議論を行うワーキンググループの設置に関し、その開催要領を採択しました。これは、昨年12月に開催された第11回日ASEAN交通大臣会合における、日本とASEANによる地域的な航空協定締結に向けた検討の開始の決定を受けてのものです。

(2)新規プロジェクトの提案
ASEANで「質の高い交通」をさらに推進するため、我が国より、以下4つの新規イニシアティブを提案し、本年11月にミャンマーで開催される「第12回日ASEAN交通大臣会合」で承認を求める事で合意しました。
[1] 現在の交通分野における環境行動計画の見直し
[2] 海の安全についての協力
[3] 日ASEANクルーズ振興戦略案
[4] 統合されたシームレスなランドブリッジ実現のための調査

(3)成果物の報告
これまでの日ASEAN交通連携における取り組みの成果である[1]エコエアポート調査報告、[2]港湾EDIガイドライン策定協力等について報告を行い、これらの成果物についても、本年11月にミャンマーで開催される「第12回日ASEAN交通大臣会合」で承認を求める事で合意しました。

■その他
・東京大学の加藤浩徳教授より、「交通システムの利便性:東京における都市鉄道の挑戦」と題した基調講演が行われ、今後、どのように「質の高い交通」を推進していけばいいのかについて理解を深めました。
・ASEAN各国のプロジェクトでも活用が期待される海外交通・都市開発事業支援機構の紹介を行いました。
・運輸政策研究機構より、ASEANにおける低炭素交通実現のための長期行動計画に関する研究の最終報告がありました。本研究は次期交通分野における環境行動計画に活用されます。
・ASEAN地域における海陸一貫複合貨物輸送プロジェクトとして、昨年度実施した星尼間における高速RORO船を活用した海陸一貫輸送システム実証事業についての結果報告を行いました。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課 鈴木、山口
TEL:03-5253-8111 (内線25904, 25905) 直通 03-5253-8319 FAX:03-5253-1561

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