報道・広報

太田国土交通大臣のフィリピン出張について(結果概要)

平成27年8月14日

太田国土交通大臣のフィリピン政府要人等との会談結果
 
 太田国土交通大臣は、8月12日、13日にフィリピンを訪問し、運輸通信大臣、公共事業道路大臣との間で、我が国が掲げる「質の高いインフラパートナーシップ」に基づき、フィリピンにおける計画的なインフラ整備への協力強化について協議を行いました。また、アジア開発銀行総裁と会談を行い、アジアにおけるインフラシステムの海外展開の取組の加速化に向けた連携を確認しました。
 さらに、(株)海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)を活用したインフラシステムの海外展開を推進するため、同機構とフィリピン基地転換開発公社(BCDA)との総合的広域開発に関する覚書の署名式に出席しました。
また、日本が支援を行っているパッシグ・マリキナ川河川改修事業及びマニラ首都圏主要橋梁耐震補強事業の現場を視察しました。
それぞれの概要は次のとおりです。

1.シンソン公共事業道路大臣
 シンソン公共事業道路大臣より、今後インフラ投資を拡大する予定であり、その中でもクラーク・グリーン・シティ計画の推進、洪水対策を含む水資源管理、地下鉄、道路をはじめとする交通分野への投資を重視しているとの発言があり、これらの分野に日本の協力を求められた。太田大臣より、人材育成や技術移転を含めて、日本の技術と経験を活用して引き続き協力し、特に若い人材を育てるシステムについて両国で研究したいと述べた。

2.アバヤ運輸通信大臣
 アバヤ運輸通信大臣より、マニラ首都圏の都市鉄道整備、ニノイ・アキノ空港民営化、新国際空港整備について協力を求められ、太田大臣より、日本の技術と経験を活用して協力していきたいと述べた。また、日本の外航商船隊船員の多くをフィリピン人が担っている点について、優秀なフィリピン人船員の活躍への期待を表明した。

3.中尾アジア開発銀行総裁
 太田大臣より、「質の高いインフラパートナーシップ」において、アジア開発銀行との連携が重要な柱になっていること説明し、両者間で、アジア地域におけるインフラシステムの海外展開の取組の加速化に向けた連携を確認した。

4.(株)海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)とフィリピン基地転換開発公社(BCDA)との覚書の署名式
 太田大臣は、マニラ北方に位置するクラーク地域の総合的広域開発の具体化に向けた(株)海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)とフィリピン基地転換開発公社(BCDA)間の協力覚書の署名式に出席した。太田大臣は、今回の覚書について、広大な新規の都市開発と新たな都市とマニラを結ぶ鉄道整備を一体的に行うという今回の総合的広域開発にあたっては、構想段階から日本とフィリピンの官民が連携して取り組むことが重要であり、今後の協力のモデルとなることを期待していると述べた。
 

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局 国際政策課 佐藤・浦木
TEL:03-5253-8111 (内線25702・25922) 直通 03-5253-8312 FAX:03-5253-1561
国土交通省総合政策局 海外プロジェクト推進課 藤井・川邊
TEL:03-5253-8111 (内線25807・25816) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562

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