平成29年9月1日

石井国土交通大臣は、8月27日から30日まで、シンガポール及びマレーシアに出張し、シンガポールにて高速鉄道に関するシンポジウム、マレーシアにて海上交通管制のためのASEAN地域訓練センター設立記念式典に出席するとともに、各国政府要人と政策協議を行いました。

１．シンガポール等
　日本の官民が共催した、シンガポール高速鉄道シンポジウムに出席し、新幹線システムの導入がシンガポールの社会経済にもたらすメリット、人材育成・技術移転等の協力の意義を訴えました。
　また、日本とシンガポール政府が共催した、港湾セミナーに出席し、ＬＮＧバンカリングの促進及び次世代コンテナターミナルの実現に向けて日本との協力関係の強化を訴えました。
　さらに、マレーシア政府が主催した、海上交通管制のためのＡＳＥＡＮ地域訓練センター設立記念式典に出席し、今後のＡＳＥＡＮにおける海上交通安全確保及び日ＡＳＥＡＮ協力関係の発展への期待を述べました。

２．政府要人との会談
　シンガポールでは、コーインフラ統括大臣兼運輸大臣及びウォン国家開発大臣、マレーシアでは、ナジブ首相、ジョハリ第二財務大臣及びリオ運輸大臣と会談を行い、マレーシア・シンガポール高速鉄道について、新幹線の実績と提案を適切に評価する入札方法、人材育成での協力、地域との協働の方針について説明する等精力的なトップセールスを行うとともに、高速鉄道、都市開発・建設産業、港湾・海事、海上保安等のインフラ・交通分野における協力について意見交換を行いました。
　会談等の模様は別紙の通りです。