平成20年6月16日
中国住宅・都市農村建設部は、地震災害後の都市の再建・復興を主要テーマとした国際フォーラム(*)の開催に当たり、地震災害及び復興の知見や経験を多く有する国土交通省に対し、協力を要請しました。これを受けて、国土交通省は、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震等の度重なる地震災害を通じて得た経験やノウハウを広く伝えるために、職員を派遣することにしました。
今回の訪中に併せ、住宅・都市農村建設部、水利部、交通部等の中国政府次官級と被害の状況や支援ニーズについて意見交換を行い、災害後の再建・復興の支援のあり方について検討します。
*国際都市発展・計画フォーラムの概要
・6月19日(木)・20日(金)中国河北廊坊において開催。
・フォーラムはプレナリーセッション(全体会合)と分科会で構成され、中国全土より都市・農村計画の実務者や研究者計約700名が参加予定。
・5月12日の四川大地震の発生を受け、急遽「地震災害後の再建・復興」が主要テーマとなった。
■講演者について
(1)プレナリーセッション
テーマ:日本の地震災害及び都市の復興の経験
講演者:国土交通省総合政策局技術参事官 望月 達也
(2)分科会
[1]都市分野
テーマ:都市の復興・再建計画等について
講演者:国土交通省都市・地域整備局街路課長 松谷 春敏
[2]住宅分野
テーマ:建築物の耐震技術、耐震補強技術について
講演者:(独)建築研究所構造研究グループ上席研究員 福山 洋