平成20年10月6日
我が国建設業のベトナム進出は、受注額ベースで平成16年度の約933億円をピークに、その後の我が国ベトナム投資の増加や日系製造業のベトナムへの拠点シフトなどの要因あるにも関わらず、平成17年度約365億円、平成18年度約363億円と、ピーク時の3割程度になるなど、受注機会の増加要因があるにも関わらず低迷している状況にあります。
このようなベトナム市場において、我が国建設業の受注拡大に結びついていない現状を改善するため、両国建設業者の協働関係構築を図り、市場管理機関である中央政府等の公共機関に対し、両国の建設業制度・建設市場における諸課題の相互理解の促進を目指し、将来のビジネス機会の拡大を果たすため、日越両国の建設業所管省庁、両国の建設会社及び関連団体が参加する会議を開催し、情報・意見交換を図ることとしています。会議の概要は以下のとおりです。
なお、過去、平成17年度(ガー副大臣より継続的開催要望が示された)、平成18年度にそれぞれハノイで実施しました。
1.開催時期・場所
平成20年10月8日(水) 於 : メリア・ハノイ ホテル
2.議題(予定)
日本側 「国際標準契約約款」「発注者・コンサル・施工者の次世代的プロジェクト管理」
「地下構造物の安全・防災に関する制度・基準・法令」
越 側 「越建設市場の動向と景況」「建設契約ガイダンス」「外国投資規制と施工者規範」
3.参加予定者(100名程度)
日本側) 竹歳 国土交通審議官、瀧澤 国土交通省国際建設市場調整官 ほか
在越日本国大使館 松永公使 ほか
(社)海外建設協会、海外建設協会会員企業
越 側) カオ・ライ・クァン建設副大臣、コー越建設業協会会長 ほか
公共発注機関及びベトナム建設会社・コンサルタント会社等
※ 会議終了後に、議事概要を公表する予定。