平成20年12月1日
国土交通省は、全球陸域を対象にしたデジタル地理情報である地球地図の整備を提唱・主導しています。各国の協力のもとに整備を進めてきた結果、本年、全球の地球地図(第1版)が完成しました。
地球地図は、土地被覆、樹木被覆率など、地球環境の現状を表す項目から構成される地図であり、地球環境問題の解明等への利活用が期待されます。
このたび、気候変動対策の議論における基礎資料としての利活用を促進するため、標記会議に参加し、地球地図(第1版)の完成及び気候変動対策への利活用について発表することとしましたのでお知らせ致します。
《概要》
12月1日(月)から12日(金)までポーランド(ポズナン)で開催される気候変動枠組条約第14回締約国会議(COP14)に参加し、日本政府サイドセミナーにおける口頭発表、展示ブースにおけるパソコンを用いたデータ利活用のデモンストレーション等を行う予定である。
1.口頭発表
日時:12月8日(月)14時半から15分間の予定(日本政府サイドセミナー13時-15時の中の一部)
内容:「気候変動対策のための地球地図の利用」と題し、気候変動への適応、途上国の森林減少対策などへの地球地図の利活用の可能性について述べる。
2.展示
日時:期間中(12月1日(月)~12日(金))
内容:地球地図のデモンストレーション及び利活用CDの配布等
3.発表者
国土交通省総合政策局国際建設推進室 国際協力官 中村 孝之
国土地理院地理調査部 専門調査官 永山 透