平成21年3月18日
1.調査の実施概要
国土交通省では、建設分野における草の根レベルでの国際協力の促進を図るため、国際協力活動を行う非政府であり営利を目的としない団体(以下「NGO」という)が行う国際協力活動のうち、先導的と考えられる活動について、モデル調査を実施しています。
「建設分野における草の根の国際協力活動促進委員会」名簿
委員長 柴山 知也 横浜国立大学工学部土木工学教室 教授
委 員 泉 堅二郎 財団法人日本デジタル道路地図協会 理事長
橋口 道代 独立行政法人 国際協力機構国内事業部 次長
佐々木 庸介 社団法人 国際建設技術協会 専務理事
名波 義昭 総合政策局 国際建設管理官
2.本年度の調査内容
平成20年度は、全国から寄せられたアイディアをもとに、学識経験者等から構成された「建設分野における草の根の国際協力活動促進委員会」の意見を参考としてテーマを選定の上、以下の5つの調査を実施中です。
○インドネシアにおける地震観測・地盤調査技術普及調査 (国境なき技師団)
地震防災技術向上のため、現地技術者に地震観測及び簡易な地盤調査の技術指導を行う活動に関する調査
○インドネシアにおける低コスト耐震住宅普及調査 (日本インドネシアNGOネットワーク)
低価格で施工できる耐震住宅技術の普及のための実態調査を行い、実施計画の策定を支援する活動に関する調査
○フィリピンにおける土のう利用型小規模インフラ整備普及調査 (道普請人)
畦道や小規模な堤防など身近なインフラを住民参加で改善するプログラム推進のため、土のうを用いた施工技術を指導する活動に関する調査
○ブータンにおける建設機械技術普及調査 (国際建設機械専門家協議会)
現地技術者に道路整備機材の操作・整備の技術指導を行うとともに、訓練センター設立の計画づくりを支援する活動に関する調査
○マレーシアにおける住民参加型の交通安全促進調査 (オフィスTAPE)
交通事故やヒヤリ体験等の情報を用い、住民の合意形成を図りながら地域の交通安全対策を進める技術の導入を支援する活動に関する調査
3.報告会の開催
国土交通省では、上記モデル調査の実施主体による報告会を開催することとしましたので、概要をお知らせします。
日 時: 平成21年3月25日(水) 18:00~20:30
場 所: 弘済会館 4階会議室「桜」(東京都千代田区麹町5-1)
参加者: モデル調査実施主体
建設分野における草の根の国際協力活動促進委員会委員
建設分野における草の根の国際協力活動に関心のあるNGO等一般参加者
※ マスコミの方へ
報告会は公開で行いますが、会場の都合上、取材を行う場合は事前に担当者までご連絡願います。