平成22年1月13日
1.趣旨
開発途上国における社会資本整備は当該国政府の優先課題であり、また、我が国の技術協力の重点事項である。開発途上国において社会資本整備を有効かつ効率的に進めるためには、これらの国において建設工事に携わる民間建設産業の質を向上させることが重要である。また、開発途上国が援助を通じて自立するために、社会経済に必要な基盤整備を担う自国建設産業の成長は不可欠な要素である。このような観点から国土交通省では、開発途上国への協力として、講師を対象国に派遣し、我が国建設産業が持つ経験、技術、ノウハウの移転を図るためのセミナーを開催している。
ブータンにおいては国土の大部分が山岳地帯で、道路交通が唯一の交通手段となっており、道路は基礎インフラとして最も重要である一方、山岳地帯の斜面崩壊等の災害に対する技術的な課題が多い。
こうしたニーズを踏まえ、本年度は、ブータンにおいて日本の道路建設の施工や品質管理、山岳地帯における橋梁建設等に関し、日・ブータン両国政府共催によるセミナーを開催し、同国における建設産業の発展に貢献するものである。
2.日時場所
日時 : 平成22年1月15日(金) 9:00~
場所 : ブータン王国ティンプー市内 タジタシホテル
3.参加予定者
(1)日本側
国土交通省総合政策局国際建設市場室
在ブータン日系建設企業 等
(社)海外建設協会
(2)ブータン側
公共事業・定住省
ブータン民間企業 等
4.セミナー講演内容
(1)日本側
日本における道路建設・維持管理の技術、橋梁工事における建設計画と監理等
(2)ブータン側
ブータンにおける道路部門の計画と問題点等