平成22年2月18日
国土交通省は、去る2月10日、タイ王国天然・資源環境省との共催で、「日タイ建設会議」を開催いたしましたので、その結果概要についてお知らせいたします。
1.概要
地球温暖化をはじめとする環境問題への対応は喫緊の課題となっており、低炭素社会の実現などに向けて、新たな技術開発や既に実用化されている環境技術の国内外への普及促進が求められています。社会資本整備分野においても、実用化された環境技術が多数存在しており、今後、優れた環境技術に対する需要は、国内外ともに拡大するものと考えられます。
国土交通省では、我が国建設産業、特に、地場建設企業等が保有する海外展開可能な環境技術を環境に関心を有する企業や関係行政機関等に広く周知し、幅広い環境ビジネスの展開を支援するため、タイ王国天然・資源環境省との共催により、社会資本整備分野における環境技術の普及促進を目的としたセミナーをバンコク市内において開催いたしました。
セミナーでは、両国政府より、社会資本整備関連分野におけるCDM(クリーン開発メカニズム)を含めた環境政策の紹介や、タイの建設分野において求められる環境技術等の紹介を行うとともに、環境問題の解決や改善等に役立ち、アピール性のある技術を持った我が国の建設企業を講師として迎え、各企業が保有する環境技術や同技術を利用した事例の紹介を行いました。セミナーには、約150名の参加者があり、講演者と参加者との間で活発な意見交換や質疑応答が行われ、インフラ整備における環境技術に関する理解を共有しました。
2.日時場所
日時 : 平成22年2月10日(水) 9:00~15:30
場所 : バンコク市内 シャングリ・ラ・ホテル
3.参加者
(1)日本側
国土交通省 竹歳 国土交通審議官 他
外務省 小町 在タイ日本国特命全権大使
我が国地方建設企業、在タイ日系建設企業 等
(2)タイ側
天然資源・環境省 スウィット大臣 他
運輸省、内務省、工業省、バンコク都庁 他
タイ温室効果ガス管理機構、タイ建設業協会、タイ民間企業 等
報道発表資料(PDF形式:260KB)