平成24年7月2日
国土交通省とJICAは、インドネシア国ジャカルタにおいて、インドネシア運輸省とともに、「インドネシアITSセミナー」を開催いたしました。
本セミナーは、ITSに関心を持っているインドネシア側の関係者を対象としたもので、インドネシア側の最新のニーズを把握するとともに、日本おけるこれまでの経験、すでに実現しているITSサービス、インドネシアにおいて早期に適用可能と考えられるITS技術等を紹介し、日本による技術支援を念頭においた意見交換を行いました。
セミナーにおいては、インドネシア国の現状と課題や、インドネシアにふさわしいITS技術等について、活発な意見交換が行われました。
○インドネシアITSセミナー 概要
(1)日程 平成24年6月28日(木)
(2)会場 ジャカルタ プルマンホテル
(3)主催 国土交通省、JICA、インドネシア運輸省(共催)
(4)出席者 約150名
[日本側] 約40名
国土交通省 技監 佐藤 直良
国土交通省総合政策局海外プロジェクト推進課長 石川 雄一
道路局道路交通管理課ITS推進室 企画専門官 西尾 崇
JICA
在インドネシア日本国大使館
ITS-Japan ほか
[インドネシア側] 約110名
マンギンダアン運輸大臣
インドネシア国運輸省 スロヨ陸運総局長
インドネシア国運輸省 ヘンドロ陸運総局次長
運輸省、通信省、公共事業省、有料道路庁等のITS関係省庁
地方自治体、道路会社、ITS-Indonesia、大学 ほか
(5)概要
・冒頭、日本側及びインドネシア側からの開会挨拶に続き、午前の部「ITS開発計画について」、午後の部「インドネシアに導入すべきITS技術について」と題し、両国における計画や取り組みについて発表が行われました。
・午前の部では、日本側からITSに関するこれまでの経験、すでに実現しているITSサービス、ITSに関する技術支援の状況に関して発表を行うとともに、インドネシア側から同国における都市交通問題の現状やITS開発計画に関する発表が行われました。
・午後の部では、日本側から道路料金課金や情報収集・提供に関するASEAN地域等における導入事例の紹介やインドネシアにおいて早期に導入可能と考えられるITS技術の提案について発表を行うとともに、インドネシア側からジャカルタ市における信号管制、道路料金課金、バス運行管理等に関する現状と今後の計画について発表が行われました。
・セミナーには両国のITS関係者が官民含め多数出席し、各テーマの質疑応答では、双方から活発な意見交換が行われました。
・総括として、インドネシアにおける都市交通課題解決に向けたITS技術の導入可能性について、今後も継続的に情報交換を行い、協力関係を継続・発展させることで一致し、閉会しました。
インドネシアITSセミナーの結果概要について(PDF形式:356KB)
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