平成25年1月28日
この度、国土交通省では、マレーシア国との協力のもと、「日・マレーシア グリーンビルディング/シティ関連技術普及セミナー」を開催いたしました。
セミナーでは、日本とマレーシアにおける環境性に優れた建築物や都市についての情報交換を行うことで、両国の協力関係が一層強化されるとともに、我が国の技術や経験に対するマレーシア国の理解を深めることができました。
これらの成果を踏まえ、今後とも、マレーシア国との一層の協力関係を推進するとともに、我が国企業等の海外展開を後押ししてまいります。
(1)日時 平成25年1月22日(火) 9:30~14:00
(2)場所 マレーシア国クアラルンプール
(3)出席者
[日本側]
国土交通省住宅局住宅生産課建築技術政策分析官 山下 浩一
一般財団法人建築環境・省エネルギー機構理事長 村上 周三
ほか
[マレーシア側]
住宅・地方自治省連邦都市農村計画局副長官 ダリア・ロスリ
住宅・地方自治省連邦都市農村計画局研究開発部副部長 ムハマド・リズアン
ほか
(4)結果概要
・セミナーの冒頭挨拶では、マレーシア住宅・地方自治省のロスリ副長官より、持続可能な都市を目指す上で、その評価指標が重要であり、また、本セミナーにおいて情報交換の機会に恵まれたことに感謝する等のご発言がありました。
・国土交通省の山下建築技術政策分析官からは、日本の建築・住宅分野における省エネルギーの取組みやその実現に向けた具体的な政策・インセンティブ、低炭素社会に向けた枠組みについて説明がありました。
・セミナーでは、両国の環境性に優れた建築物や都市を普及させるための取組みが紹介され、日本からは、我が国の評価手法であるCASBEE(建築環境総合性能評価システム)※1の概要のほか、マレーシア政府の行政機能を持った新都市であるプトラジャヤ等におけるCASBEE都市を活用したケーススタディの取組み、日本の地方公共団体等における取組みについて説明が行われました。また、マレーシアからは、都市の持続性に関するマレーシア独自の評価手法であるMURNInets※2の概要のほか、プトラジャヤとイスカンダルにおける具体的な開発計画等について説明が行われました。
※1 CASBEE:「Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency」の略で、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用等の環境配慮のほか、快適性や景観への配慮等を含む建物等の品質を総合的に評価するシステムのこと。評価対象に応じて、「CASBEE新築」「CASBEE既存」「CASBEE都市」等がある。
※2 MURNInets:「Malaysian Urban-Rural-National Indicators Network on Sustainable Development」の略で、環境品質の持続性、コミュニティの持続性、インフラや交通の効率性等を地方政府ごとに評価する指標のこと。
日・マレーシア グリーンビルディング/シティ関連技術普及セミナーの結果概要について(PDF形式:288KB)
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。