報道・広報

チェンナイ道路整備・ITSセミナーの開催結果について

平成26年3月28日

  この度、国土交通省では、インド国都市開発省とともに、タミル・ナドゥ州政府、インド国道路交通省の協力の下、インド・チェンナイ市において、チェンナイ道路整備・ITSセミナーを開催いたしましたので、お知らせいたします。
 インドの大都市においては、飛躍的な経済成長に伴い、都市部の交通渋滞の解消、交通事故の削減が課題となっています。本セミナーでは、特に、チェンナイ都市圏における課題に焦点を当てた議論を行い、日本側から、交通課題解決に資するITS技術・サービス等について提案を行いました。
 セミナーの最後に行われたパネルディスカッションでは、日本に期待される道路整備の支援と併せて、日本の民間企業各社の持つITS技術等をどう活用していくのかについて、今後も議論を続けていくこととされました。

 《チェンナイ道路整備・ITSセミナー》
(1)日 程:平成26年3月19日(水)
(2)会 場:インド国チェンナイ市「ラディソンブルホテル チェンナイシティセンター」
(3)主 催:国土交通省、インド国都市開発省(共催)
   協 力:タミル・ナドゥ州政府、インド国道路交通省
(4)出席者:約210名
   [日本側] 国土交通省 道路局交通管理課長 池田 豊人
                     在インド日本国大使館、在チェンナイ日本国総領事館、
                     JICAインド事務所、民間企業 ほか
   [インド側]都市開発省 特別局長 M.K.シンハー
                                       課長(UD)パルマド・クマール
                     道路交通省(国道庁)IT担当部長 アトゥル・クマール
                     タミル・ナドゥ州政府 都市交通担当次官 B.K.プラサド
                                     道路担当次官 T.R.ランジャン
                     インド工科大学(IIT)マドラス校 教授 シバナンダン ほか
 
(5)結果概要
・冒頭、池田課長から、セミナー開催にあたる協力に対して、インド国都市開発省、道路交通省、タミル・ナドゥ州政府へ感謝の意を表明するとともに、本セミナーが、道路開発やITSの分野で両国間の協力関係の深化につながることを期待する旨の挨拶がありました。
・シンハー特別局長からは、日本側に対し歓迎の意を表するとともに、道路整備やITS活用における日本の技術・経験などを学び、両国間の協力関係を進め、道路の整備・ITS活用政策立案の発展につなげていきたい旨の挨拶がありました。
・その後セッションに入り、インド側から、ITSへの取り組みやチェンナイ都市圏の都市交通、物流に関する課題について紹介がありました。
・日本側からは、日本における道路整備とITS活用について紹介がなされたほか、チェンナイの問題に焦点を当てたセッションにおいては、チェンナイ市での物流課題の紹介の後、交通課題解決に資するITS技術・サービス等について提案を行いました。具体的には、チェンナイ市におけるITSの活用の提案、グジャラート市におけるITSプロジェクトの事例、インドの都市交通分野におけるJICA支援など、多岐にわたる発表がなされました。
・質疑応答では、両国から多くの質問が出され、活発な意見交換が行われました。
・最後に本セミナーを振り返って、チェンナイ大都市圏における都市交通の課題とその解決策に関してパネルディスカッションが行われ、日本に期待される道路整備の支援と併せて、日本の民間企業各社の持つITS技術等をどう活用していくのかについて、今後も議論を続けていくこととされました。
・閉会にあたって池田課長からは、このような意見交換の積み重ねが、日印二国間の協力をさらに加速させるものと考えており、両国のさらなる協力、交流の進展、友好関係の発展、ITS分野のソリューションの実現を祈念する旨、挨拶がありました。
・都市開発省クマール課長からは、都市交通におけるITS活用の重要性、同分野における両国間の協力促進と、インド国におけるITSの発展を祈念する旨、挨拶がありました。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局海外プロジェクト推進課 桝田、川路
TEL:03-5253-8111 (内線25807、25816) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562

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