平成27年6月19日
青木 国土交通大臣政務官は6月13日から16日までベトナムを訪問し、ベトナム国ハイ・ホーチミン市党委員会書記、ハイ副首相、及びズン建設大臣・カイン建設副大臣と、主に都市開発分野に係る会談を行いました。
また、ベトナム国建設省との間で締結した包括的な協力覚書※に基づき開催された「第1回日・ベトナム建設副大臣級会合」に出席し、両省間の今後の具体的協力について議論しました。
※平成27年1月3日、太田国土交通大臣が訪越し、ズン建設大臣との間で包括的な協力覚書を締結。
会談に先立ち、ベトナム国ホーチミン市・ハノイ市における都市開発現場を視察し、今後の開発や協力のあり方について意見交換を行いました。また、ベトナム国ビンズン省の新都市開発現場を訪問し、ナム・ビンズン省人民委員会委員長等関係者と意見交換を実施しました。
1.チャン・バン・ナム ビンズン省人民委員会委員長との意見交換
【日時】平成27年6月14日(日)11:00~11:15(現地時間・以下同じ)
【概要】
・ 青木政務官より、ビンズン省新都市における日越共同での開発事業について評価し、ビンズン省の支援に対し謝意を表明。引き続き、ビンズン省における都市開発事業に対し、官民一体となって協力を続けて行く旨発言。
・ ナム委員長より、国土交通省に加え、東急電鉄など、ビンズン省の都市開発分野で協力している日本の関係者に謝意が表明された。また、ビンズン省の都市開発の発展のためにはインフラの整備が重要である旨強調。引き続き、日本の協力に期待している旨について発言。
2.レー・タイン・ハイ ホーチミン市党委員会書記との会談
【日時】平成27年6月14日(日)18:00~18:15
【概要】
・ 青木政務官より、日越の協力関係を再確認し、また、ホーチミン市における都市開発において、地下街の運営等の我が国の技術・経験が有効である旨提案し、今後とも官民一体となって協力を続けていきたい旨発言。
・ ハイ書記より、ODA事業などこれまでの日本からの支援に謝意を表明するとともに、ホーチミン市における都市開発に日本が関心を示していることについて歓迎する旨発言。また、今後も日本からベトナム、ホーチミン市への投資が促進されることを期待している旨発言。
・ 今後、ホーチミン市における都市開発での資金スキームについて調整するなど、様々な分野で二国間の意見交換を実施していくことで一致。
3.チン・ディン・ズン建設大臣、ブイ・ファム・力イン建設副大臣との会談
【日時】平成27年6月15日(月)9:30~10:00
【概要】
・ 青木政務官より、今年1月の覚書に基づく両省間の協力の進展を評価し、引き続き協力をさらに進めていきたい旨発言。また、ハノイ市やホーチミン市における都市開発において、我が国の技術・経験が有効である旨提案し、都市開発やそれに伴うインフラ整備について、日越共同での開発を要請し、今後とも官民一体となって協力を続けていきたい旨発言。
・ ズン建設大臣より、包括的な覚書の締結後、両省の協力関係が深化していること確認。また都市開発分野を含め、日本からの投資について期待しており、そのための環境を整備したい旨発言。
・ 今後、二国間の協力をさらに発展させ、これまでに合意した内容の具体化を図ることで一致。
4.ハイ副首相との会談
【日時】平成27年6月15日(月)11:00~11:30
【概要】
・ 青木政務官より、日越の協力関係を再確認し、また、ハノイ市、ホーチミン市における都市開発や新空港建設、鉄道整備において、我が国の技術・経験が有効である旨提案し、今後ともより良い友好関係を築いていきたい旨発言。
・ ハイ副首相より、これまでの日本からの数多くのODA事業や技術協力に謝意を表明するとともに、日本の知見・経験を活かした今後の更なる協力に期待する旨発言。
・ 今後、様々なインフラ分野での二国間の協力をさらに発展させることで一致。
5.第1回日・ベトナム建設副大臣級会合
・ 本会合では、双方政府関係者が参加し、都市開発、人材育成、品質管理に係る発表・討議を実施した。
青木国土交通大臣政務官のベトナム出張について(結果概要)(PDF形式)
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