平成27年8月10日

うえの国土交通大臣政務官が、フエ市下水処理場着工式出席、ベトナム政府要人との会談等のため、以下のとおりベトナムを訪問いたします。
 
 
１．日程：平成２７年８月１３日（木）～８月１６日（日）
８月１３日（木）　東京発、ハノイ着、農業農村開発副大臣との会談
８月１４日（金）　天然資源環境大臣との会談、ハノイ市人民委員長との会談、
                     　　フエ省へ移動、フエ省人民委員長との会談
８月１５日（土）　フエ省下水処理場着工式出席、現地視察、ダナン発
８月１６日（日）　東京着
 

２．目的
 
（１）フエ市下水処理場着工式出席
日本のODAによって建設されるフエ市の下水処理場の着工式に出席します。
本下水処理場をはじめとする下水道施設や排水施設を整備することにより、汚水処理能力の向上、及び浸水被害の軽減を図り、フエ市の生活衛生環境の改善、フォン川の水質改善を図ります。
アジアにおいて水ビジネスを巡る熾烈な競争が展開されている中、日本企業が受注した本下水処理場の着工式への出席を通じ、歴史的文化遺産の環境保全を含む日本の知見、技術のさらなる活用について意見交換やPR等を実施し、今後ベトナム国内で予定されている下水案件における日本企業の参画を推進いたします。
 
【着工式の概要】

• 日程：平成２７年８月１５日（土）８：３０～１１：００
• 会場：フエ市下水処理場（ベトナム国フエ省）
• 主催：フエ省人民委員会
• 出席者（予定）

 ［日 本 側］   うえの 賢一郎　国土交通大臣政務官　
                     塩路   勝久  　水管理・国土保全局下水道部長　　ほか
［ベトナム側］フエ省人民委員長　ほか
 
 
（２）ベトナム政府要人との会談

農業農村開発副大臣、フエ省人民委員長との会談
日ベトナム間では、平成25年9月の太田大臣訪問時に締結した覚書に基づき、「防災協働対話^※」の枠組みが構築されています。同枠組みに基づくこれまでの議論を踏まえ、日本の優れた防災技術のさらなる活用を図るため、農業農村開発副大臣と防災協力等について議論を行います。
また、平成25年11月のトゥア・ティエン・フエ省(以下、フエ省)等中部地域における水害や土砂災害を受けて、フエ省のダム管理について協力することが決定しており、今般、フエ省人民委員長とダム管理における今後の協力内容等について会談を実施します。

※国土交通省を中心に両国の産学官が協働して、防災上の課題に対応した技術や解決策を議論し、平常時から防災分野の二国間協力関係を強化する取組みであり、現在、ベトナムを含む６ヵ国との間で枠組を構築しています。

 
天然資源環境大臣との会談
今年３月に両国間で測量・地図分野における覚書を締結して、セミナーでの意見交換等を実施しており、今後測量・地図分野や土地管理分野等における技術的な協力をさらに進めるため、天然資源環境大臣と会談を実施します。
 
ハノイ市人民委員長との会談
日本が官民連携して参画を検討しているハノイ市の都市開発案件において、日越共同の開発に向けたさらなる進展、及び日本のODAによる「ハノイ市エンサ下水道整備事業」への日本企業の参画を図るため、ハノイ市人民委員長との会談を実施し、トップセールスを行います。