平成28年2月3日
この度、1月26日(火)に、「第3回日緬建設次官級会合」を開催しましたので、開催結果を以下のとおり報告します。
(1)日程 平成28年1月26日(火)
(2)会場 ミャンマー連邦共和国建設省(ネーピードー)
(3)主催 国土交通省、ミャンマー国建設省
(4)出席者(約100名)
〔日本側〕 国土交通省 技監 池内 幸司
大臣官房審議官(都市) 石塚 孝
大臣官房審議官(住宅) 杉藤 崇 ほか
(独)都市再生機構、
(独)住宅金融支援機構、民間企業
在ミャンマー日本国大使館、JICA
〔ミャンマー側〕 建設省 副大臣 ウィン・ミン
次官 チョウ・リン ほか
(5)結果概要
【全体会合】
会合の冒頭に住宅及び都市開発に係る協力覚書の交換を行い、両分野に係る両省間の協力関係を強化していくことが確認されました。
次に、チョウ・リン次官より、ミャンマーにおける今後のインフラ整備等に関する計画がプレゼンされました。続いて「道路」、「建設産業」、
「都市」及び「建築・住宅」の4分野について、日本側から経験の紹介や解決方策の提案を行い、ミャンマー側から現在抱えている課題や
今後のインフラ整備計画、法制度整備の進捗状況などについて報告がなされ、それぞれ意見交換を行いました。
<報告・意見交換した内容>
・日本の高速道路整備における経験
・ミャンマーにおける高速道路プロジェクト投資計画について
・都市分野における日緬協力について
・ミャンマー地方部の成長拠点となる都市の都市計画について
・日本の建築規制について
・ミャンマーにおける建築物の品質確保制度の構築
・ミャンマーにおける我が国建設企業の活躍と建設市場ビジネス環境整備への期待について
【個別分科会】
「道路」、「建設産業」、「都市」及び「建築・住宅」の4分野について、具体的な施策の紹介やプロジェクトの現状報告、意見交換等を
行いました。
○道路分科会
・日本側から、ミャンマーでの交通安全管理のプロジェクトや日本での橋梁維持管理の手法・計画に関して報告し、ミャンマー側から、災害
復旧計画ならびに橋梁の維持管理システムに関して報告がありました。
○建設産業分科会
・日本側から、公共入札制度に関する制度紹介やミャンマーにおける日本企業による協力に関して報告し、ミャンマー側から、今後の建設
産業に関する方向性や日本のODAによって行われるインフラプロジェクトにおける建設企業の役割について話題提供がなされ、意見交換
が行われました。
○都市分科会
・日本側から、ミャンマーの秩序ある都市開発に向けた取組の提案と日本の都市開発に関する政策の変遷を報告し、ミャンマーの大都市に
おける人口過密への対応について意見交換が行われました。また、ミャンマー側からヤンゴン市南東地域の開発の方向性などについて
情報提供がなされました。
○建築・住宅分科会
・日本側から、戦後の住宅供給政策に関する報告が行われ、ミャンマー側からは、住宅供給の現状について報告があり、今後の住宅供給の
あり方についてミャンマー建設省職員との意見交換が行われました。また、ミャンマー側から、ミャンマー建設省が策定中の建築基準案に
ついて現状報告がなされました。
第3回日緬建設次官級会合の開催について(報告)(PDF形式:405KB)
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