平成28年2月26日
2月17日(水)に、第3回日・インドネシア建設次官級会合を開催し、両国における社会資本整備の課題・経験を共有し、その重要性について共通認識を得るとともに、両国の協力関係の強化を確認しました。
2月17日(水)に、「第3回日・インドネシア建設次官級会合」を開催しましたので、開催結果を以下のとおり報告します。
(1)日程 平成28年2月17日(水)9時30分~17時
(2)会場 品川プリンスホテル
(3)主催 国土交通省、インドネシア共和国公共事業・国民住宅省
(4)出席者 (約80名)
[日本側] 国土交通省 技監 池内 幸司
大臣官房審議官(住宅) 杉藤 崇 ほか
(国研)土木研究所、(独)都市再生機構、(独)住宅金融支援機構、
東京都、北九州市、JICA
[インドネシア側] 公共事業・国民住宅省 次官 トフィック・ウィジョヨノ ほか
(5)結果概要
【全体会合】
両省を代表して池内技監、トフィック次官から開会挨拶の後に、「戦略的な国土・インフラ整備」、「PPPの戦略的な活用」、「地盤沈下と
持続的かつ統合的な水資源管理」の3つのテーマについて、インドネシア側と日本側からそれぞれ経験や事例などを紹介し、意見交換を
行いました。
また、全体会合の最後に、議論の内容に関する議事録に署名・交換を行いました。
<報告・意見交換した内容>
・インドネシアにおける公共事業ならびに住宅供給の計画
・日本の国土計画
・インドネシアの戦略的なPPP政策
・日本が関与するPPPインフラ事業
・ジャカルタの洪水制御管理
・日本の地盤沈下対策
【個別分科会】
「水資源」、「道路」、「住宅」、「下水道」及び「都市」の5分野について、具体的な施策の紹介やプロジェクトの現状報告、意見交換等を
行いました。
○水資源分科会
・日本側から首都圏の低平地における治水対策、インドネシア側から低平地での洪水マネジメントについて、それぞれ紹介がありました。
また、地盤沈下対策における代替水源確保やスーパー堤防整備時の事業費分担等について意見交換を行いました。
○道路分科会
・日本側から日本のトンネル技術やプローブデータを活用した渋滞対策、インドネシア側から道路整備について紹介がありました。また、
日本におけるETCの導入や日本のトンネル技術、インドネシアでの道路プロジェクトにおける日本の協力の可能性について意見交換を
行いました。
○住宅分科会
・日本側から戦後の住宅供給政策や住宅供給機関の役割、住宅金融制度、建築物の省エネ対策、インドネシア側から住宅供給や
住宅金融に関する政策・計画の紹介、建築物の省エネの取組について紹介がありました。
・また、戦後の日本における住宅建設戸数目標達成のための取組(特に住宅金融に関して)や評価基準の内容、省エネの促進策について
意見交換を行いました。
○下水道分科会
・日本側から日本の下水道行政や東京都・北九州市における下水道事業、インドネシア側からインドネシアにおける下水道整備の目標や
計画についてそれぞれ紹介がありました。また、ジャカルタの下水道整備について意見交換を行いました。
○都市分科会
・日本側から、2月11日に開催された日・インドネシア官民都市開発会議の報告や都市施設整備の方法、インドネシア側から開発が進む
都市における環境に配慮した開発戦略について紹介し、意見交換を行いました。
第3回日・インドネシア建設次官級会合の開催について(報告)~社会資本整備に関する日本・インドネシア両国の協力関係の強化を確認~(PDF形式:484KB)
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