報道・広報

日本のTOD 事例やノウハウを世界各国へ紹介・共有
~第3回「公共交通指向型開発(TOD)ナレッジシェアリングセミナー」及び「公共交通指向型開発(TOD)テクニカル・ディープダイブ」(世界銀行、財務省共催)の開催~

平成28年5月27日

国土交通省は、財務省と世界銀行との共催により、第3回「公共交通指向型開発(TOD)ナレッジシェアリングセミナー」及び
「公共交通指向型開発(TOD)テクニカル・ディープダイブ」を開催しました。
セミナー及びテクニカル・ディープダイブでは、日本のTODや世界各国で計画・展開中のTOD事例を共有するとともに、
日本のTOD事例の現地視察を行い、持続可能な都市開発にむけてどのように協力できるかについて意見交換を行いました。
国土交通省では、セミナーの開催等を含め、引き続き「質の高いインフラ」の情報発信に関する世界銀行との連携を強化して
まいります。

※公共交通指向型開発(Transit-Oriented Development : TOD):
開発途上国における都市化は過去に例のない速さと規模で進んでいます。TOD は自動車に過度に依存しない持続可能な都市を
実現するための有望な方法の一つであり、日本が強みとする「質の高いインフラ」整備手法の一環として位置づけられるものです。
※テクニカル・ディープダイブ:
世界銀行テクニカル・ディープダイブは、ワークショップ、現地視察及び活動計画を行う特有のナレッジ・シリーズ。
途上国や都市の代表及び世界銀行やその他専門家を含む、8-10ヶ国を代表する20人-40人の参加者を招いて実施されます。

1.第3回公共交通指向型開発(TOD)ナレッジシェアリングセミナー
(1)日時:平成28年5月17日(火) 17:30~19:30
(2)場所:世界銀行 東京開発ラーニングセンター
(3)主催:世界銀行、国土交通省、財務省
(4)参加者:民間事業者、大学関係者、行政関係者等 約100名
(5)概要:
セミナーでは「日本の公共交通指向型開発の歴史および日本モデルの途上国への適用可能性」をテーマとして、北海道大学越沢
名誉教授より日本におけるTODの歴史について基調講演が行われた後、日建設計田中執行役員より日本及びアジア等における
TODの事例について、リオデジャネイロ市役所のデルモ・マノエル・ピンホ次官補よりリオデジャネイロにおけるTODの
取組について、世界銀行ジェラルド・オリビエ上級インフラストラクチャー専門官よりTODの経済財政効果についてプレゼン
テーションが行われました。その後、官民の有識者・各国政府関係者及び世界銀行関係者等と、日本及び海外におけるTOD
事例に関する意見交換を行いました。
本連続セミナーは、一昨年10月に開催した「都市開発とグリーン成長に関する政策フォーラム」の議長総括において提言
された、国土交通省及び世界銀行の共同事業の一環として開催したものです。

2.公共交通指向型開発(TOD)テクニカル・ディープダイブ
(1)日時:平成28年5月16日(月)~20日(金)
(2)場所:都内、横浜市、大阪府
(3)主催:世界銀行、国土交通省、財務省
(4)参加者:中国(南昌)、ベトナム(ホーチミン、ダナン)、インド(ムンバイ)、ペルー(リマ)、
       メキシコ(メキシコシティ)、ブラジル(リオデジャネイロ、ラシフェ)、コロンビア(ボゴタ)、
       南アフリカ(ケープタウン)、タンザニア(ダルエスサラーム)の政策担当者及び世界銀行担当者 約40名
(5)概要:
テクニカル・ディープダイブでは、日本の都市開発におけるTODの取組や手法について、官民の有識者より発表がありました。
その中で、国土交通省は、日本が都市計画と都市交通計画に一体的に取り組んでいることを紹介しました。また、日本のTOD
の事例について現地視察を行い、日本の都市開発の強みを各国に発信しました。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課(グローバル戦略) 武下、宇佐見
TEL:03-5253-8111 (内線25225) 直通 03-5253-8316 FAX:03-5253-1562

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