平成28年9月1日
末松国土交通副大臣が、8 月25 日から29 日まで、ケニア・ナイロビに出張しました。
8月27日(土)、28日(日)に第6回アフリカ開発会議(TICADVI)が、ケニア・ナイロビで開催され、それに先立ち、26日(金)、27日(土)にTICADVIサイドイベント「日・アフリカ官民インフラ会議」をケニア運輸・インフラ・住宅・都市開発省と共催するため、末松国土交通副大臣がケニア・ナイロビに出張しました。 末松国土交通副大臣は、TICADテーマ別会合1におけるスピーチをはじめ、「日・アフリカ官民インフラ会議」の主催者としてのオープニング・スピーチ(基調講演)、各国との会談を通じ、アフリカにおける「質の高いインフラ投資」推進に向けて貢献していくことを表明するとともに、アフリカ各国のインフラを担当する閣僚との間で、「質の高いインフラ投資」推進のためのリーダーズ・ステイトメントに合意、署名しました。
主な会合等の概要は別紙1、リーダーズ・ステイトメントは別紙2のとおりです。
末松副大臣は、TICADテーマ別会合の「経済の多角化・産業化を通じた経済構造改革の推進」に出席し、アフリカが産業多角化や都市開発等に本格的に取り組む中で、我が国は、低廉なライフサイクルコストや現地人材育成・技術移転を特徴とする「質の高いインフラ」投資への協力により、アフリカ各国のインフラ投資を担当する省庁とともに、課題解決に取り組んでいく意思を表明しました。
末松副大臣は、「日・アフリカ官民インフラ会議」の主催者として、オープニング・スピーチを発表しました。オープニング・スピーチにおいては、現地人材育成・技術移転を通した長期間のコミットメントや低廉なライフサイクルコストといった特徴を備えた我が国の「質の高いインフラ」について紹介し、アフリカにおける「質の高いインフラ」投資への協力を通じた産業多角化への貢献を表明しました。
なお、「日・アフリカ官民インフラ会議」は、日本から末松副大臣のほか、我が国のインフラ関連企業からCEOを含め76社が参加するとともに、エチオピア、モザンビーク、タンザニアのインフラ担当閣僚やコートジボワール、ウガンダ、ザンビア、南アフリカ、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、マダガスカル、ギニアのアフリカ12ヶ国から官民の関係者が参加しました。また、地方公共団体から横浜市長が、JICAや世界銀行、アフリカ開発銀行、UNHABITATなど国際機関も参加し、2日間で延べ約700人の参加がありました。
末松副大臣は、本会議に参加したケニア、エチオピア、モザンビーク、タンザニア各国のインフラ担当閣僚等との間で、リーダーズ・ステイトメントに署名・採択しました。リーダーズ・ステイトメントにおいては、「質の高いインフラ投資」の推進に向けて、より多くのアフリカ各国との間でも認識を共有するため、官民インフラ会議の開催等の取組みを拡大するなど、今後さらにアフリカ諸国において「質の高いインフラ投資」を強力に展開していくことを確認しました。
末松副大臣は、エチオピアのアブディサ運輸国務大臣、タンザニアのムバラワ建設運輸通信大臣、モザンビークのメスキータ運輸通信大臣、ケニアのモソニク運輸・インフラ・住宅・都市開発副大臣と会談を行い、TICADVIを契機に、各国における「質の高いインフラ」投資推進に向けた協力関係を強化することで一致しました。また、橋梁や港湾など各種インフラプロジェクトについて意見交換を行いました。さらに、同行したインフラ関連企業経営者等をアフリカの閣僚等に紹介しました。
末松副大臣は、アフリカ各国閣僚や我が国インフラ関係企業経営者等を交え、ネットワーキングのための懇談会を主催したほか、日本貿易振興機構が主催するジャパンフェア(展示会)やナイロビ西部環状道路やウゴング道路拡幅事業といった我が国の質の高いインフラのアフリカ展開事例を視察しました。
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