第5回日緬建設次官級会合を開催しました
~日緬協力関係を更に強化していくことを確認~
国土交通省とミャンマー建設省は、平成30年3月8日(木)に、第5回日緬建設次官級会合を開催しました。
会合では、「道路」、「建設産業」、「都市」、「建築・住宅」の4分野について、今後のミャンマーの発展に向けて、これまで日本が得てきた様々な知見・経験を踏まえながら意見交換し、両国の協力関係を更に強化していくことを確認しました。
本会議は平成26年1月30日に第1回日緬建設次官級会合を開催して以来、毎年開催しております。平成30年3月8日に開催した第5回日緬建設次官級会合の結果概要は次のとおりです。
(1) 日程 平成30年3月8日(木)
(2) 会場 ミャンマー建設省(ネーピードー)
(3) 主催 国土交通省、ミャンマー建設省
(4) 出席者(約100名)
[日本側] 国土交通省 森 技監 ほか
(独)都市再生機構、(独)住宅金融支援機構、民間企業
在ミャンマー日本国大使館、JICA
[ミャンマー側] 建設省 チョウ・リン 副大臣 ほか
(5) 結果概要
【全体会合】
「道路」、「建設産業」、「都市」、「建築・住宅」の4分野について、日本側からは現在の政策や取組、これまでに得てきた知見の紹介や今後のミャンマーにおけるインフラ整備に関する提案等を行いました。ミャンマー側からは現在抱えている課題や今後のインフラ整備計画、法制度整備や開発事業の進捗状況等について報告がなされ、それぞれ意見交換を行いました。
<報告・意見交換した内容>
(道路分野)
・ 高規格幹線道路ネットワークの提案
・ ヤンゴン市内環状道路の整備
(建設産業分野)
・ 建設産業分野における日緬協力
・ ミャンマーにおける今後の建設産業政策
(都市分野)
・ 都市分野における日緬協力
・ ミャンマーにおける都市再開発
(建築・住宅分野)
・ 住宅・建築物の安全性・品質向上対策
・ 空間計画システムと持続的な都市開発
【個別分科会】
「道路」、「建設産業」、「都市」、「建築・住宅」の4分野について、具体的な施策の紹介やプロジェクトの現状報告等がなされ、実務レベルの意見交換を行いました。
○道路分科会
日本側からは、携帯電話を活用して交通流動を把握する取組や日本の道路保全についての報告を行い、ミャンマー側からは、地方における道路整備やODA による道路整備の状況等について報告がなされました。また、ヤンゴン市内の渋滞解消を図るための道路整備について意見交換を行いました。
○建設産業分科会
日本側からは、日本が実施している建設人材育成に係る取組の紹介やミャンマーにおけるビジネス環境の課題について発表しました。また、ミャンマー側からは、最近の建築プロジェクトや当地における人材育成の取組についての報告がなされ、今後の協力・連携について意見交換を行いました。
○都市分科会
日本側からは、ヤンゴンで計画中の公有地を活用した都市開発プロジェクトについての紹介を行い、ミャンマー側からは、ヤンゴン市、地方都市における開発状況、社会経済学の観点からの地方都市の評価について報告がなされました。その中で、都市部や成長拠点となる地方都市における計画の重要性について意見交換を行いました。
○建築・住宅分科会
日本側からは、ミャンマーにおいて住宅金融制度を構築していくにあたり課題となる住宅の性能・品質の向上ついての日本の取組みを紹介し、ミャンマー側からは現在検討されている住宅政策・住宅供給の体制についての報告がなされ、今後の取組みの方向性について意見交換を行いました。
お問い合わせ先
- 国土交通省総合政策局 海外プロジェクト推進課 杉田、西池
-
TEL:03-5253-8111
(内線25805、20817) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562
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