令和2年3月5日
国土交通省とミャンマー建設省は、令和2年2月21日(金)に、ヤンゴンにおいて第7回日緬建設次官級会合を開催しました。
会合では、「建設産業」、「道路」、「住宅」、「都市」の4分野について、今後のミャンマーの発展に向けて、
両国における取組の紹介や意見交換を行い、双方の協力関係を更に深化していくことを確認しました。
また、同会合に先立ち、ティラワ経済特区とヤンゴン市内を結ぶティラワ・アクセス道路の開通式が開催されました。
1.第7回日緬建設次官級会合の概要
本会議は平成26年1月30日に第1回日緬建設次官級会合を開催して以来、毎年開催しており、今回の開催が7回目となります。
(1)日程 令和2年2月21日(金)
(2)会場 Prime Hill Business Square内コンベンションホール(ヤンゴン)
(3)主催 国土交通省、ミャンマー建設省
(4)出席者(約50名)
<日本側>国土交通省 山田技監、在ミャンマー日本国大使館、JICAミャンマー事務所 ほか
<ミャンマー側>建設省 チョウ・リン 副大臣 ほか
(5)結果概要
ミャンマー側からは「建設産業」、「道路」の2分野について、日本側からは「住宅」、「都市」の2分野について、
現在の政策や取組の紹介、日本とミャンマーが協力して進めるプロジェクトの進捗報告等がなされ、それぞれ意見交換を行い、双方の協力関係を更に強化していくことを確認しました。
<議論されたテーマ>
(建設産業分野)
「ミャンマー建設省の組織強化の取り組みについて」
●公共建築物の施工品質確保のための建築・建設産業開発法の制定の動きについて
●ミャンマー建設省施工部隊の民営化(新法人設立)に向けた取り組みについて
(道路分野)
「ミャンマーにおける道路・橋梁プロジェクトと投資機会について」
●ヤンゴンにおける高速道路ネットワークについて
●ヤンゴン内環状道路事業、ヤンゴン外環状道路事業について
●ヤンゴン・マンダレー高速道路のアップグレードについて
(住宅分野)
「日本における公的賃貸住宅供給の取り組みについて」
●戦後の日本の住宅政策について
●公営住宅及び日本住宅公団の概要とその資金調達方法について
(都市分野)
「ミャンマーでの取り組み報告」
●都市地域開発計画法整備支援の報告
●ヤンキンプロジェクトの報告
2.ティラワ・アクセス道路開通式の概要
ティラワ・アクセス道路は、日本が開発を支援するティラワ経済特区とヤンゴン市内とを結ぶ区間に位置し、ミャンマーの経済発展に必要な人流・物流のために重要な道路です。
増加する交通需要に対応するため、円借款事業(※)により日本企業が同道路を2車線から4車線へ拡幅・整備し、令和2年2月に開通しました。
この度、ミャンマー建設省が主催するティラワ・アクセス道路の開通式に出席しました。
※ティラワ地区インフラ開発計画(フェーズ2)
(1)日程 令和2年2月21日(金)
(2)場所 ヤンゴン地域タンリン地区(ティラワ・アクセス道路)
(3)出席者
<日本側>国土交通省 山田技監、丸山駐ミャンマー日本国大使、唐澤JICAミャンマー事務所長 ほか
<ミャンマー側>ピョー・ミン・テイン ヤンゴン地域政府首相、チョウ・リン 建設省副大臣、地域住民
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