令和元年7月2日
今回の国土交通白書では、「新しい時代に応える国土交通政策」をテーマに、平成時代の技術の進歩や日本人の感性(美意識)の変化などを振り返り、新しい令和時代の「豊かな生活空間」に向けた国土交通政策について展望しています。
〇 国土交通白書は、国土交通省の施策全般に関する年次報告として、公表しているものです。本年は、令和への移行に当たり、平成を「技術の
進歩」と自然・伝統など「日本人の感性(美意識)」から振り返りつつ、新しい時代に求められる「豊かな生活空間」について検討しました。
〇 独自の国民意識調査や既往の調査を整理・分析した結果を踏まえ、
・平成は、ICTなど技術の進歩に加え、「物」ではなく「心」の豊かさを重視する人が約6割までになったこと、
・新しい時代には、自動運転やVRなどの技術の進歩により時間的・場所的な制約から更に解放され、それが充実したヒューマンライフの実現に
つながること、
・これからの生活空間の在り方として、日本人の感性(美意識)を今以上に取り込むべきと考える人の割合がすべての年代で約8割であること、
・将来住んでみたい街の特徴として、「きめ細やかな配慮がある」「自然・歴史・伝統を感じる」ことを希望する人が約8割に達すること、
等について言及しています。
〇 その上で、国土交通省は、これまでの取組みの深化に加え、新技術と一体となった新たな取組み(サイエンスとアートの融合)を進めていくこと
としています。これにより、生活空間(住空間、公共空間、移動空間)における利便性や快適さを高めるとともに、「真の豊かさ」につながる、日本人
の感性(美意識)を取り入れた新しい生活空間づくりを目指します。
記者発表資料
資料1 令和元年版国土交通白書の概要[1]
資料2 令和元年版国土交通白書の概要[2]
資料3 令和元年版国土交通白書
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