平成21年12月22日
1.排出ガス対策型建設機械の指定について
国土交通省では、建設現場の作業環境の改善、機械施工が大気環境に与える負荷の低減を目的として、排出ガス対策型建設機械械の型式指定を行い、当該建設機械の普及促進に努めています。
今回、以下の指定を行ったのでお知らせします。
(1)第3次排出ガス対策型建設機械の指定
これまで未規制であった公道を走行しない建設機械等の排ガス対策を推進するために「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」(以下「オフロード法」)が平成18年4月より施行されました。併せてオフロード法の規制対象外となる可搬式建設機械(発動発電機等)やエンジン出力が19kW未満の建設機械についても、オフロード法と同等の基準を適用して排ガス対策を進めることから、「排出ガス対策型建設機械の普及促進に関する規程」(平成18年3月17日付国土交通省告示第348号)及び「第3次排出ガス対策型建設機械指定要領」(平成18年3月17日付国土交通省大臣官房技術審議官通達)を策定し、第3次排出ガス対策型建設機械の型式指定を実施しております。
今回、上記規程もしくは要領に基づき、平成21年12月22日付けで、別表1に示すとおり第3次基準値適合の排出ガス対策型建設機械として6機種8型式の指定を行いました。なお、トンネル工事用排出ガス対策型建設機械の指定は今回はありませんでした。また、「みなし指定建設機械※1」の届出も今回はありませんでした。
※1)みなし指定建設機械とは、オフロード法に基づき届出された特定特殊自動車と同一であり、オフロード法規制開始前に製作された建設機械 を指定建設機械とみなしたもの。
◆【第3次基準値関係】指定状況(詳細は参考資料1を参照)
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前回分 |
今回分 |
累 計 |
排出ガス対策型建設機械 |
機種数※2 |
15 |
6 |
18 |
型式数 |
166 |
8 |
174 |
トンネル工事用排出ガス対策型建設機械 |
機種数 |
6 |
0 |
6 |
型式数 |
26 |
0 |
26 |
みなし指定建設機械 |
機種数 |
13 |
0 |
13 |
型式数 |
191 |
0 |
191 |
※2)今回指定された6機種の内3機種は前回までの指定機種と重複している。
今回指定機種として新たに3機種を追加したため累計は18機種。
(2)第2次排出ガス対策型建設機械の指定
「排出ガス対策型建設機械指定要領」(平成3年10月8日付建設大臣官房技術審議官通達、最終改正平成14年4月1日)に基づき、平成4年から第1次基準値(平成15年12月指定終了)、平成13年から第2次基準値に適合した排出ガス対策型建設機械及びトンネル工事用排出ガス対策型建設機械の型式指定を行っております。
今回、上記要領に基づき、平成21年12月22日付けで、別表1に示すとおり第2次基準値適合の排出ガス対策型建設機械として2機種6型式の指定を行いました。また、トンネル工事用排出ガス対策型建設機械として1機種2型式の指定を行いました。
◆【第2次基準値関係】指定状況(詳細は参考資料1を参照)
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前回分 |
今回分 |
累 計 |
排出ガス対策型建設機械 |
機種数※3 |
69 |
2 |
69 |
型式数 |
2374 |
6 |
2380 |
トンネル工事用排出ガス対策型建設機械 |
機種数※4 |
16 |
1 |
16 |
型式数 |
135 |
2 |
137 |
※3)今回指定された2機種は、前回までの指定機種と重複しているため累計は前回までと同数。
※4)今回指定された1機種は、前回までの指定機種と重複しているため累計は前回までと同数。
2.排出ガス対策型原動機(エンジン)の認定について
平成21年12月22日付けで、排出ガス対策型建設機械の普及促進に関する規程(平成18年 3月17日付国土交通省告示第348号)に基づき、別表2に示すとおり第3次基準値適合原動機として3型式の認定を行いました。(認定状況は参考資料2を参照)