報道・広報

「東日本大震災の被災地で適用する積算基準」の策定について

平成25年9月12日

公共工事の積算では、標準的な工事価格が算定できるよう実態調査を行い、その結果を反映した各種積算基準を整備しています。
東日本大震災の被災3県(岩手県、宮城県、福島県)では、早期復興に向け大規模な復旧・復興事業が推進されており、調査の結果、工事量の増大による資材やダンプトラック等の不足で標準積算基準と施工実態との間で、乖離(日当り作業量の低下)が生じていたことから、被災3県用の現場状況を反映した専用の積算基準を新たに策定し、平成25年10月1日以降に入札する工事から適用することとします。

【積算基準の策定内容】
[1]歩掛(復興歩掛)
土木工事標準歩掛は、土木請負工事費の積算に用いる標準的な施工条件における単位施工量当り若しくは日当りの労務工数、材料数量、機械運転時間等の所要量(歩掛)について工種ごとにとりまとめたものです。
今回、「土工」及び「コンクリート工」において、日当り作業量の低下を確認したため、関係する32工種について、東日本大震災の被災3県専用の歩掛を策定しました。
(別紙-1参照)

[2]施工パッケージ単価(復興パッケージ単価)
施工パッケージ型積算方式については、現在使用している63の施工パッケージに加え、平成25年10月1日から146の施工パッケージが適用開始となり、合計209の施工パッケージとなります。
今回、32パッケージについて、東日本大震災の被災3県専用の単価を策定しました。
「東日本大震災の被災地で適用する施工パッケージ型積算方式標準単価表」として、国土技術政策総合研究所HPに掲載しています。
(http://www.nilim.go.jp/lab/pbg/theme/theme2/theme_sekop.htm)

なお、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)及び仙台市においても、同様の取組が実施されます。

添付資料

別紙-1(PDF形式:290KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省大臣官房技術調査課事業評価・保全企画官 久保 宜之
TEL:(03)5253-8111 (内線22353) 直通 03-5253-8221 FAX:03-5253-1536
国土交通省総合政策局公共事業企画調整課課長補佐 鹿毛 英樹
TEL:(03)5253-8111 (内線24953) 直通 03-5253-8286 FAX:03-5253-1556

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