平成28年9月8日

国土交通省では、9月5日（月）、カンボジア・プノンペンにおいて、我が国交通運輸分野インフラに係る制度や基準、運用ノウハウ等のソフトインフラを紹介する「日カンボジア交通運輸技術連携セミナー」を開催するとともに、技術総括審議官の坂下が、カンボジア国スン・チャントール公共事業運輸大臣とソフトインフラに関する意見交換を行いました。

 　公共事業運輸大臣との会談では、ソフトインフラの重要性と協力推進について相互に確認するとともに、セミナーではカンボジアにおけるソフトインフラ構築及び日本企業の海外展開支援のため、両国での取り組みを共有しました。
 

１．会談及びセミナーの開催日程等

　開催日　：　平成28年9月5日（月）
　開催地　：　カンボジア・プノンペン　ラッフルズホテル
　出席者　：　[日本側]　 　　　坂下技術総括審議官　他
　　　　　　　   [カンボジア側]　スン・チャントール公共事業運輸大臣　他
 

２．スン・チャントール公共事業運輸大臣との会談

　（１）安全で効率的な交通ネットワークの実現に向けて、ソフトインフラ構築の重要性に鑑み、交通運輸分野の両省の関係部局間での情報交換、協力の拡大を進めていくことを合意した。
 

３．日カンボジア交通運輸技術連携セミナー

　（１）本セミナーは、陸上交通、海上交通及び航空交通など、交通運輸分野における我が国のソフトインフラを幅広く海外展開する取組の一環として開催しているもの。今回は合計約170名が参加した（日本側参加者は民間事業者等を中心に約60名、カンボジア側参加者は公共事業運輸省関係者並びに同国企業関係者等官民併せて約110名）。
　（２）セミナーでは、カンボジア側が有する交通運輸分野での課題と取り組み、その克服に利用可能な我が国の優れたソフトインフラが紹介された。また、日カンボジア両国関係者の交流を通じ、今後の交通運輸分野での協力関係の強化とともに、我が国企業のビジネス機会の創出が図られた。