報道・広報

日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律に定める施策の実施の状況に関する報告について(令和4年度)

令和6年2月2日

 国鉄長期債務の処理に関する施策の実施の状況については、毎年、「日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律」(平成10年法律第136号。以下「法」という。)第31条に基づき、国会に報告することとされており、本日、報告内容が閣議決定されました。

報告内容の概要


1.国における承継債務の処理状況

 国(一般会計)に承継された国鉄長期債務の残高は、平成10年度末で24兆98億円でしたが、令和4年度末時点では15兆2,561億円となりました。
  令和3年度末 令和4年度末 対前年度増減
国鉄長期債務残高 15兆5,678億円 15兆2,561億円 ▲3,117億円


2.独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が行う特例業務の状況

 令和4年度において、年金等負担金等の支払いは568億円でした。
 この他、法に基づく、北海道旅客鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に対する支援のための支払いは422億円でした。

(参考:国鉄長期債務について)
 昭和62 年4 月の国鉄改革において、国鉄長期債務等の総額約37.1 兆円のうち、約25.5 兆円が国鉄清算事業団に承継されました。
 国鉄清算事業団に承継された債務は土地や株式の資産処分収入を順調に確保できなかったこと等から、平成10 年10 月には約28 兆円まで膨張したため、新たな処理スキームにより約24 兆円を国(一般会計)、約4 兆円を日本鉄道建設公団(現:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)において処理すること等とされました。国(一般会計)に承継された国鉄長期債務残高の推移は別紙のとおりです。

お問い合わせ先

国土交通省鉄道局鉄道事業課 渡辺、山村
TEL:03-5253-8111 (内線40553) 直通 03-5253-8538

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