平成23年5月13日
「新幹線脱線対策協議会」*を以下の通り開催しましたので、その概要をお知らせします。
1.日時 平成23年5月13日(金) 15:00~17:00
2.場所 合同庁舎3号館 国土交通省 4階 特別会議室
3.出席者 別紙のとおり
4.議題
(1) 新幹線の地震対策について
(2) 東日本大震災による東北新幹線の被害等について
(3) 今後の進め方について
5.会議の概要
(1) これまでの新幹線の地震対策である土木構造物の耐震性能の強化、早期地震検知システム及び脱線・逸脱防止装置について確認した。
(2) 東日本旅客鉄道会社から東日本大震災による東北新幹線の被害及び復旧等について報告がなされ、情報の共有化を図った。報告の主な内容は次の通り。
・耐震補強された高架橋の柱、阪神淡路大震災以降の新しい耐震基準で建設された高架橋の柱については、被害がなかった。
・高架橋の柱等の一部に損傷があったが、崩壊するなど深刻な被害が生じなかった。
・電化柱の折損、架線の切断が多く、また余震による被害もあったが、地震発生から49日目の4月29日に全線で運転を再開した。
・大きな地震動が到来する前に早期地震検知システムが作動し、走行中の列車に非常ブレーキがかかり、減速・停車した。営業列車に脱線はなかった。
(3) 損傷した高架橋の柱及び電化柱については、実務レベルからなるワーキングループで検討を行うこととした。
(4) 次回の協議会は、ワーキンググループにおける検討の進捗を踏まえ開催することとした。
*新幹線脱線対策協議会:平成16年10月の新潟県中越地震での新幹線脱線を踏まえ設置。
新幹線の地震対策の検討や関連する技術開発を推進してきている。
「新幹線脱線対策協議会」の結果について(PDF形式:2948KB)
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