平成23年10月27日
軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の技術開発については、平成22年9月7日に開催された軌間可変技術評価委員会において、軌間変換性能、新幹線及び在来線直線区間における走行性能については目標を達成しているが、在来線の急曲線部等の走行性能について課題があるとの評価がなされました。今後の対応として、この性能向上を図るため、小型・軽量化等を図った台車の改良及び軌道の改良を併せて実施することにより目標達成を目指すとされました。
これを受けて、一部ロングレール化など軌道改良が行われたJR四国予讃線において、本年6月~9月に改良台車による走行試験等が実施され、その結果等がとりまとめられ、本日、同委員会で審議が行われました。
その結果、「軌間可変電車の実用化に向けた基本的な走行性能に関する技術は確立していると判断される」との技術評価がなされましたのでお知らせします。(別添資料)
軌間可変技術評価委員会委員(敬称略、委員50音順)
委員長 | 西岡 隆 | 筑波大学名誉教授 |
委 員 | 石田東生 | 筑波大学大学院教授 |
〃 | 河村篤男 | 横浜国立大学大学院教授 |
〃 | 古関隆章 | 東京大学大学院准教授 |
〃 | 須田義大 | 東京大学教授 |
〃 | 谷藤克也 | 新潟大学名誉教授 |
〃 | 永瀬和彦 | 金沢工業大学客員教授 |
〃 | 水間 毅 | 交通安全環境研究所理事 |
〃 | 宮本昌幸 | 明星大学教授 |
別添資料(PDF形式)
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