
平成23年4月27日
「津波発生時における鉄道旅客の安全確保に関する協議会」の結果について
標記会議を開催しましたので、その概要をお知らせします。
                       
1.日 時 平成23年4月27日(水)13:00~15:00
2.場 所 国土交通省合同庁舎3号館 11階特別会議室
3.出席者 別紙のとおり
4.議 題
 (1) 協議会について
 (2) 東日本大震災の津波発生時における各鉄道事業者の対応状況の調査方法について
 (3) 津波発生時における各鉄道事業者の対応要領の整理方法について
 (4) その他
5.会議の概要
 (1) 各鉄道事業者より、地震発生時から津波警報発令時における指令の状況、旅客の避難誘導状況の概要が報告された。主な発言は以下のとおり。
  [1]津波警報発令直後、内規に沿って、指令から地震により停止していた列車の乗務員に対し、乗客の避難を指示した。
  [2]避難先を示す駅の掲示板など地域の取り組みが有効であった。また、実際の避難誘導の際も、地域の方々の協力が有効であった。
  [3]地震の震度は小さかったため運転を継続したが、津波警報発令により、列車を高台等の安全な駅まで運転し、警報の解除まで運転を見合わせた。
  [4]今回の対応を振り返り、課題の抽出のみならず、今後の参考とすべき事例があればそれらも整理し、関係者でその知見を共有することが重要。
  [5]ハザードマップ等の津波対策の見直しの動きと連携していきたいので、より精度の高いハザードマップの提供等、国や自治体にお願いしたい。
 (2) 東日本大震災の津波発生時における各鉄道事業者の指令、乗務員、駅係員等の対応状況の調査を実施することとした。
  ○主な調査項目
  ・津波発生時における各社の内規等の対応要領
  ・津波警報発令情報の取得方法
  ・旅客の避難誘導の状況
 (3) 次回協議会は調査の実施後の5月下旬を目途に開催することとした。
「津波発生時における鉄道旅客の安全確保に関する協議会」(PDF形式:1010KB)