令和5年6月16日

 

建設業における技能者の処遇改善に向けた取組として、昨日開催された「建設キャリアアップ システム処遇改善推進協議会」において、CCUSレベル別年収を公表しましたので、お知らせします。

 ○  CCUS レベル別年収は、公共事業労務費調査において把握された技能者の賃金実態を踏まえ、各技能者
    の経験や資格が評価された場合に相当するCCUS レベルに応じ、公共工事設計労務単価の算定と同等に必
    要な費用を反映した上で、年収額（週休２日を確保した労働日数：234 日）を試算したものです。

 ○   このCCUS レベル別年収の公表によって、若い世代が、建設業の技能者として入職し、技能・経験を
    重ねていけるよう、将来の処遇面でのキャリアパスを示すとともに、技能・経験に応じた賃金支払いに
    ついて目指すべき具体的なイメージを業界全体で共有することを通じて、官民一体となって、賃上げや
    適正価格での受発注の促進を目指してまいります。

 ○   なお、建設業における技能者の地位や能力に応じた労務費の見積りについては、「標準見積書の活用等
    による労務費及び法定福利費の確保の推進について」（令和３年１２月１日付 国不建キ第１５号）により、
    建設業者団体にお願いをしているところです。

 ○   今後、労務費が行き渡るための制度上の対応については、現在進められている中央建設業審議会・社会
    資本整備審議会基本問題小委員会の議論を踏まえて検討します。