令和6年3月1日
国土交通省では、円滑な不動産取引を促進する観点から、オープンデータ等を活用し、不動産取引の際に参考となる情報(価格、周辺施設、防災、都市計画など)を重ね合わせて表示させるWebGISシステム「不動産情報ライブラリ」の運用を令和6年4月1日より開始します。 |
1.概要
不動産取引の際に参考となる情報の多くは、国や地方自治体などで様々な形式で公開されていますが、
「不動産情報ライブラリ」(以下「ライブラリ」といいます。)ではこれらの情報を集約し、複数のデータを
同じ地図表示に重ね合わせて閲覧することができます。「ライブラリ」の利用にあたっては、特別なソフトを
必要とせず、スマートフォンやタブレットからの閲覧にも対応する予定です。
「ライブラリ」の背景地図に、[1]令和5年地価公示、[2]学校、[3]小学校区、[4]医療機関、
[5]洪水浸水想定区域を重ね合わせた場合の画面イメージは下図のとおりです。
【画面イメージ(開発中のもの)】
2.主な掲載予定情報
情報の種類 |
掲載予定情報 |
価格 |
地価公示、都道府県地価調査、不動産取引価格情報(※1)、成約価格情報(※2) |
周辺施設等 |
学校、小・中学校区、市町村役場等、医療機関、福祉施設 など |
防災 |
洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域等、津波浸水想定 など |
都市計画 |
用途地域、防火・準防火地域、立地適正化区域 など |
その他 |
将来推計人口(500mメッシュ;2050年まで(5年間隔)) など |
※1 現在、地価公示、都道府県地価調査、不動産取引価格情報については「土地総合情報システム」で
公開していますが、令和6年度以降、これらの情報を「ライブラリ」で公開する予定です。
※2 成約価格情報は、指定流通機構(レインズ)保有の不動産取引にかかる情報を、国土交通省が
個別の不動産取引を特定できないよう加工し、消費者向け不動産取引情報サービスである
「レインズ・マーケット・インフォメーション」(RMI)にて公表している情報となります。
3.API機能を利用した情報の公開
「ライブラリ」に掲載している情報をAPIで無償公開します(※)。
APIの利用を希望される方は、「ライブラリ」内の申請ページより
申し込みしていただく必要があります。
※「ライブラリ」に掲載している情報の中には、外部サイトの情報提供サービスを利用して画面に
表示しているものもあります。これらの情報については、当該サイトのサービスをご利用ください。
4.運用開始予定日時
令和6年4月1日10時より、下記URLから「ライブラリ」の閲覧が可能となります。
(運用開始までは閲覧できません)
URL:
https://www.reinfolib.mlit.go.jp/
5.今後の展開
運用開始後、利用者アンケート等によりニーズを把握し、より利便性の高いシステムとなるよう、
掲載情報の追加・変更等を検討する予定です。
6.その他
「ライブラリ」の掲載予定情報や、想定している利用イメージなどについては、
下記の「ライブラリ」の概要紹介のページでご確認いただけます。
不動産情報ライブラリとは
また、情報活用推進課のXアカウントでも、最新情報をお知らせする予定です。
アカウント名:【公式】国土交通省政策統括官付情報活用推進課
ユーザー名 :@GIS_MLIT
URL :
https://twitter.com/GIS_MLIT
(報道関係者向けデモンストレーション)
3月15日(金)14時から、報道関係者を対象とした「ライブラリ」のデモンストレーションを行います。
実際の表示画面を確認いただけるほか、操作体験いただくことも可能です。参加を希望される方は、
開始時間までに国土交通省(中央合同庁舎第3号館)5階会見室にお集まりください。